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中国の十二支干  
子鼠

1番に並ぶネズミ ネズミを見ると、人々は声をあげて追うだろう。ネズミは実際、「四害」(ネズミ、スズメ、ハエ、カの害)の始めにあげられ、ネズミに関する言葉も、けなすものが一般的だ。たとえば「鼠目寸光(シュウムーツングアン)」(視野が狭い)、「鼠窃狗偸(シュウチェゴウトウ)」(こそ泥)などで、そこにはネズミに対する嫌悪感と軽蔑の気持ちが表れている。

しかし12支では、ネズミが一番最初に並んでいる。言い伝えによると、軒轅(ケンエン)黄帝が12種の動物を選び、護衛を担当させようとした。ネコがネズミに登録を頼んだのだが、ネズミは忘れてネコが落選、この時からネズミとネコはかたき同士となった。ゾウもやってきたが、ネズミが鼻にもぐり込み、ゾウは痛くて逃げ出した。12支の順序はもともとウシが最初であったが、ネズミがウシの背に乗って、1番を奪いとった。

ほかの説では、12支の順序が動物の生息活動によって決定したというものがある。「子時」(子の刻)とは、午後11時から午前1時の深夜のことだ。ネズミがもっとも活動するころで、それで「子時」にネズミが配されたのだという。

また、ネズミが天地を噛み切ったことによって開闢したという創世神話や、ネズミが人類のために日、月、光明、火種、穀物の種を盗んできたので、12支の先頭に立ったという説などがある。

民間芸術においては、ネズミの嫁入りやぶどうを食べるネズミの図案がよく見られる。ネズミを万物の生まれ変わりや子孫繁栄のシンボルとしているのである。それはネズミが繁殖能力が高く、ネズミの「子」を多子多孫の象徴としているからだ。

「人民中国」より

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