五輪が中国文化ブームをもたらしている。北京市内の書店を訪れる外国人の数は普段より断然多く、外国語の書物の販売量が急上昇している。北京図書ビル販売管理センターの張錚副主任は「外国語の書物の売上は、この1ヶ月で100万元近く、1カ月前と比べて、21.6%増となっている」と述べている。北京日報が伝えた。
豊富な外国語書物はもちろん、中国語の書物も外国人訪問客に人気がある。旅行ガイドブック、北京風景写真集、中国文化、五輪関連、中国語学習などの図書がよく売れている。
中国の茶道やシルク、北京地図だけでなく、中国古典作品に魅せられる外国人も多い。王府井外文書店に来店した、米国のケイティ一家は、表紙に古代美女が描かれた中国古典文学の「紅楼夢」英語版(ペンギン出版社)の5冊セットを手に取った。ケイティさんは、「米国でもこの偉大な作品を知っていたが、読むのが難しそうで買うのを躊躇っていた。今回、北京の書店で買うことを決めたことはとても意義があると思う」と述べている。「紅楼夢」のほか、「三国演義」や「孫子兵法」も外国人客に人気の高い書物だ。(編集WM)
「人民網日本語版」 2008年08月19日 |