第11期全国人民代表大会第3回会議の「農業と農村経済の持続的かつ安定した発展の維持」をテーマとした合同取材が10日午前、メディアセンターで行われ、農業部の危朝安副部長と陳萌山総経済師が記者の質問に答えた。

2010年の「農民所得の増加率6％以上」の実現について、危朝安氏は6つの措置を紹介した。

1. 産業の発展を通じ、構造調整と農業の収益向上を目指し、農業内部における増収の潜在力を十分に引き出す。

2. インフラ建設を通じ、農業の科学技術の進歩と設備の改善をはかり、農民の増収の基礎を固める。

3. 農民の出稼ぎ労働を促進し、農民の周辺地域への移転を奨励し、出稼ぎ労働者の故郷での起業を支援し、農民の非農業収入を高める。

4. 農村の各政策を実施し、農民の収入源を積極的に開拓する。

5. 農村のインフラと社会事業の発展を推進し、農民の増収における環境を改善する。

6. 農村の土地、経営などの体制やメカニズムの改革推進を通じ、良好な条件をつくり出し、農民の財産性収入（住民が保有する動産、不動産によって得た収入）を増やす。

「チャイナネット」　2010年3月10日