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省エネ型に向かう中国自動車産業

 

本誌記者  蘭 辛珍

「ガソリンの節約だよ!以前に運転していたシトロエンZX(中国名「富康」)に比べて、100キロで2ℓ近く節約できるんだ」と言う楊富生さんは北京のタクシードライバー。中国の自主ブランドの自動車企業、奇瑞公司では北京五輪組織委の入札で50台の奇瑞A5ハイブリッド車が五輪大会の交通サービスカーに選ばれた。これらの車は北京の7社のタクシー会社に振り分けられ、各競技場でサービス業務につき、五輪組織委が統一して配置することになった。楊さんは幸いにもそのうちの1台を割り当てられたというわけだ。

中国の自動車業界は環境保護・省エネタイプに向かっている。

写真は天津市が北京五輪に提供した新型のエコ公共バス

楊さんは、彼が運転するこの奇瑞A5はエンジンも操作性も良いうえ、1カ月で以前より1500元ほど節約でき、1年では2万元近い節約ができるという。タクシードライバーにとってこれは小さくない額だ。

中国の自動車産業ではすでにハイブリッド車が企業の発展の行方を決める方向で動き出した。今のところ、上海通用(GM)、広州ホンダ、一汽(第一自動車)、上汽(上海自動車)などの合資企業も双環、比亜廸、中興、吉利、哈飛、奇瑞など国産ブランド企業もすべてハイブリッド車を開発している。

「エネルギー供給が日増しに緊迫し、価格が急上昇するという背景のもとで、電気自動車やハイブリッド車、水素自動車などのようにガソリンを節約し、環境にやさしい新エネルギータイプの車が、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンを燃料とする従来のタイプに取って代わってきている」と清華大学自動車工程学部の王賀武准教授は言う。

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