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本誌記者 馮 建華
「見てくれ、わが家のこの“垂花門”(すいかもん。正門の次、二番目の門で、四隅にさまざまな装飾が施されている)。木彫りもレンガ造りも完ぺきな保存状態だ。すぐにでも戻ってきて住めるんだ。まったく夢のようだよ」。修復の完成を目前にひかえた古民家に話が及ぶと、古城・西安市民の姚雲郎さんは興奮気味の表情でこう言った。この古民家は姚雲郎さんのお祖父さんの代から伝わる清代(1616~1911)の建造物だ。
実は、このような結果が得られたのは姚さんにとって予想外のことだった。西安市の中心部にあったため、姚さんの古民家は経済開発という大きな流れの中で、何度も解体される運命に直面したのだ。
最終的には、文化財の専門家による考証の結果、姚家の古民家の構造、装飾は典型的な清代建築であり、保護すべき価値を十分に具えていると認められた。このように関係政府機関の関与によって、なんとか古民家が保存されたことに、姚さんもホッと胸をなでおろした。
だが、またもや新たな悩みが持ち上がった。すでに数百年を経た古民家は、主(あるじ)の経済力に限りがあるため、長年修復もできずに朽ち果て、設備も極めて旧式で、とても住める家ではなくなっていたのだ。

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