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本誌記者 馮 建華
高齢者の集中する農村では基本的な老後保障が実現していない現状のもと、最近、労働社会保障部が大胆な目標を掲げた。2020年までに中国の高齢者のすべてが「安心して過ごせる老後」を実現するというのだ。
「この目標は実現可能」と言う全国老齢工作委員会(高齢化問題を専門に扱う国の機関。通称「全国老齢委」)弁公室副主任の袁新立氏は、「われわれの老後保障システムは低水準で幅広くカバーしているため、“安心して過ごせる老後”と言っても基本的な生活を保障できるというだけだ」と強調する。

中国は高齢化のスピードが速く、その基数が大きい(世界で唯一、60歳以上の人口が1億人を突破)だけでなく、都市と農村の地域差が極めて大きい。最も大きな問題は、高齢者の60%が農村に集中していることで、これこそが中国の老後保障システムの弱点だ。高齢者対策の出遅れにより、中国の老後保障問題には多くの歴史の「つけ」(養老年金の不足がその代表例)が残っている。
「老後保障水準が低いのは現在の経済社会の発展レベルと大きな関係がある。だが、中国が2020年にこの目標を実現できれば、それは大きな成果と言える」と袁新立氏は話す。
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中国のほとんどの農村は20世紀初頭にすでに高齢化社会に入っていた。天津市南開大学の社会学教授である袁辛氏は「中国の農村では60歳以上の老年人口が毎年85万人増加しており、今後20年間で1億2000万人増える見込み」と予測する。
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