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歴史をともに認識し、平和な未来を大切にしよう――南京大虐殺同胞受難70周年を記念する

                          

本誌記者・繆暁陽

「六朝金粉の地、金陵帝王の州」。6000年余年の文明史と2400余年の建都史を有する南京は、その文明の過程で六朝、南唐、明朝、太平天国、民国の「十朝都城」によって燦然と輝き、同時に戦乱による歴史的転変と強い悲劇的色彩をそなえている。

南京の重厚な歴史で、1937年の中国侵略日本軍による南京大虐殺は近代史のなかで最も悲惨な一頁だと言える。「前事を忘れず、後事の師とする」。70年後の今日、我々は南京大虐殺体験者の証言を収集し、その間の歴史史料を収集したが、その目的は永遠に悲劇の苦しみに浸るのではなく、歴史をともに認識したうえで、平和を熱愛し、平和を追求する精神を培い、そして発揚することにある。

南京大虐殺30余万同胞受難70周年にあたり、私は南京を訪れ、南京大虐殺記念館の新館を参観したほか、当時の日本兵の証言を聞き、南京大虐殺の生存者に会い、歴史学界で造詣の深い専門家を訪問し、また日本の青年とも話を交わすなど、「歴史をともに認識し、平和な未来を大切にしよう」をテーマに一連の取材活動を行った。

記念館新館の完成

12月3日、南京市党委員会宣伝部主催の記者会見で、12月13日の南京大虐殺同胞受難70周年の際に、「中国侵略日本軍南京大虐殺受難同胞記念館」の拡張工事が完成することを知った。記念館はおよそ3倍広くなり、約6.67ヘクタールの新館は間もなく正式にオープンする。

南京大虐殺受難同胞記念館の平和大鐘

80年代初め、日本の右翼は歴史教科書を改ざんし、南京大虐殺の歴史を否定して、中国人民の感情を著しく傷つけた。「血で記された歴史を中国のこの大地に刻む」ため、1985年、南京江東門にある「万人坑」遺跡に中国侵略日本軍南京大虐殺受難同胞記念館がオープンした。20数年来、記念館には延べ1400万人が訪れ、国際的な平和交流や愛国主義教育の面で大きな役割を果たしてきた。朱成山館長は「面積に限りがあるため、多くの文化財が展示できなくなり、対応能力も参加者数に見合わなくなってきました」と説明。旧館と比較すると、新館は歴史を尊重することを前提に、展示面積や展示品、写真、展示方法にしろ、かなりの進歩しており、参観者はきっと当時発生した悲痛な歴史に対して深い印象を持つのではないだろうか。

南京大虐殺受難同胞記念館の彫刻『古城の災難』

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