|
本誌記者 蘭 辛珍
2005年末の中国株式市場の時価総額はわずか3兆元(約45億円)で、「マイクロソフトの時価総額にも満たない」と揶揄(やゆ)する人もいた。しかし、07年10月にはその時価総額が28兆5000万元にまで急増し、世界第4位となった。「資本大国が台頭しつつある」と10月5日付の英フィナンシャル・タイムズ紙は報じた。
国際社会から見向きもされなかった中国株式市場がわずか2年の間に世界に向けて神話を発信しつづけている。

しかし、「資本大国」の誘惑を前に、多くの人々は「中国株式市場に託しきれるのか?時価総額の急増だけで資本大国になる日が近いと言えるのか?」と疑問を持っている。
資本市場に明るい展望
中国の資本市場は2年間で9倍以上に成長した。これは奇跡としか言いようがない。
中国には上海と深センの2つの証券取引所がある。1990年に上海証券取引所が設立されたとき、中国のA株市場(国内投資家向け市場)の時価総額はわずか3億元。その額は香港証券取引所や東証といった大型市場の額とは比べようもないばかりか、韓国やインドなど比較的小規模の市場の額をも下回るものだった。
|