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本誌記者 唐元愷 陳姌
イタリア時間の2007年9月6日午前5時、世界3大テノールの一人、パバロッティ氏はすい臓ガンで故郷のモデナで亡くなった。享年71歳。パバロッティ氏はその一生をオペラ事業に捧げた。彼の逝去でオペラ界全体が非常に悲しい空気に包まれた。

パバロッティ氏はかつて3度中国を訪れ、中国の人びとに深い友情を抱いていた。1986年6月、イタリアのジェノバオペラハウスを率いて訪中。北京の天橋劇場でプッチーニの「ラ・ボエーム」を公演するとともに、人民大会堂で独唱コンサートを開き、中国の多くのオペラ愛好家の好評を博した。01年6月には北京市のオリンピック招致を支援するため、ドミンゴ氏とカレーラス氏とともに紫禁城で「3大テノール」コンサートを開催。05年12月に3度目の訪中を果たし、世界巡回さよなら公演最後の2回の場所に上海と北京を選んだ。
一世代のテノール王の逝去の知らせに、中国音楽界もこの世界的な音楽家に深い哀悼の意を表している。
世界3大華人テノールの一人である丁毅氏は「天性の美しい歌声を失ったことに心が非常に沈む。3大華人の世界巡回公演が10月24日に北京展覧館劇場で幕を開けるが、その時に戴玉強氏、範競馬氏とともに三人でパバロッティ氏の代表的な作品を歌うことで、天国にいらっしゃる音楽家に敬意を表したい」と述べた。
声楽家の蒋大為氏は「パバロッティ氏は私が最も崇拝する人でした」と悲しい表情で語った。蒋氏はこの数年来 ,内外で入手できるパバロッティ氏に関する音楽資料はすべて収集してきた。「私自身が学んだのは民族音楽の歌唱法ですが、彼からも多くのことを学び取りました。彼の音楽には他の人には手が届かない独特のものがあります。中国を含めて全世界の声楽の発展に大きな貢献をした人でした」
80年代半ば、パバロッティ氏は中国で「大家養成クラス」を開設。その時、中央音楽学院の学生だった範氏は一人の学生として彼と初めて対面した。彼の美声の技法は何世代もの人びとに影響を与えたのではないか、と感じたという。「逝去の知らせを聞いて、私は気持ちの平静さを失って何もできませんでした。ただ、彼のCDを取り出し、お線香をあげ、ろうそくを点して、静かに大家を追想するだけでした」
「北京週報日本語版」 2007年9月10日 |