|
清華大学国情研究センター教授の経済学者胡鞍鋼氏は、北京市のむこう5年間の発展に関する報告書を市政府に提出した。この報告によると、北京市はすでに中発達のレベルに入っているという。
●平均GDPは高収入レベルへの過渡期
胡鞍鋼氏は具体的な数字で、北京市は現在、高収入レベルへの過渡期にあることを示している。これによると、昨年の北京市の一人当たりのGDPは4万9505元で、約6210ドルに相当し、中収入レベルの国の平均レベルを超えている。また、購買力の平均レベルで計算しても、昨年の北京市の一人当たりのGDPは、2万3555ドルと、2万ドルを越えており、ニュージーランドをはるかに上回ることになった。どのような計算法をしてみても、北京市の一人当たりのGDPは中収入の国の平均レベルを上回っており、高収入レベルに向けて加速している過程にあるという。この報告によると、2007年から2012年にかけて、北京市民一人当たりのGDPが9%の伸び率を維持したとすると、2012年には、2006年の6210ドルから10000ドル以上にアップするという。
●オリンピック以後も経済は下降しない
胡鞍鋼氏はこの報告の提出と同時に、オリンピック後の「経済下降論」に反駁した。現在の中国、特に北京市において4年間連続してGDPが10%以上伸びているのは、明らかにオリンピック効果であり、オリンピックが終われば、経済成長率は当然のことながら下降するか、別の問題が出現するといった見方が一部にある。しかし、この報告では、中国の潜在的な長期成長率は9.3%から9.5%までで、北京市の潜在力は全国平均より高く、10%前後あるだろう。これによって、オリンピック以後も中国の経済成長率が下降することはない、としている。
「北京週報日本語版」2007年5月18日
|