蘭辛珍
先月15日、張林さん(30才、雑誌社勤務) はまた携帯電話を買い換えた。ノキアが打ち出したばかりのN95型は、値段は7100元、彼の給料の約1カ月分に相当するものである。日常的な支出と合わせて、この3カ月で、すでに約2万元を使い込んだという。「私は典型的な『月光族(毎月の給料を全部使ってしまう人たち)』である」、と張林さんは笑いながら言った。
しかし、張林さんは知らないことが1つある。彼が使ったお金の金額は国家統計局の社会消費財小売総額に含まれているということである。
国家統計局が4月18日発表した統計データによると、第1四半期の中国の社会消費財小売総額は 1兆4502億元で、前年比14.7%増となった。
「国家統計局のデータを見ると、住民の購買力は依然として底堅いものである」、と北京師範大学金融研究センターの鍾偉主任は語っている。
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