| 工商銀行
中国工商銀行(海外機関を含む)はこのほど経営破綻した米国4位の証券大手リーマン・ブラザーズ証券とリーマン・ブラザーズ・ホールディングスの株式1億5180万ドル相当分を保有している。現在、同行はこの株式の取り扱いを検討中だ。保有分のうち、国内・海外で直接保有する株式は1億3900万ドル相当で、すべて優先債だ。債券発行機関が破綻して清算する場合、優先債の保有者の損害賠償請求権はその他の債券の保有者や株式の保有者よりも優先される。また同行が株式を保有する澳門(マカオ)誠興銀行も、1281万ドル相当のリーマン・ブラザーズ・ホールディングスの株式を保有している。
リーマン・ブラザーズの民事再生手続き開始の申請は、工商銀行にまだ実質的な影響を与えてはいない。同行の上半期の業績データをみると、リーマン・ブラザーズ証券の投資が同行の資産総額に占める割合は1万分の1、債券の投資規模の1万分の3で、上半期税引後利益95億ドルのうちの1.6%を占めるに過ぎない。
中国銀行
中国銀行の発表によると、17日現在、中国銀行集団が保有するリーマン・ブラザーズ証券と関連子会社の発行した債券は7562万ドル相当分に上る。うち6921万ドル分を香港法人が保有する。このほか同行の米ニューヨーク支店は同証券に5千万ドルを融資しており、子会社にも320万ドルを融資している。これらの債券や融資の合計額が今年6月30日現在の同集団の資産総額に占める割合は0.01%で、純資産に占める割合は0.19%だった。
同行は今回の事件の進展を見守り、関連のリスクを適時評価し、評価損失引当金の計上を周到に行い、関連の法律・法規に基づいて、同行の資産の安全性を最大限度保護していくという。また今回の事件が中国銀行集団の財務状況に大きな影響を与えることはないと予測する。
興業銀行
興業銀行の発表した公告によると、17日現在、同行のリーマン・ブラザーズ関連の投資・取引で発生したリスクは総額約3360万ドルに上る。
現在、これらの投資・取引の評価損失引当金は計上されていない。
同行はリスク評価について、慎重さを原則として評価損失引当金を計上し、関連ルールに基づいて情報を公開していくとしている。
交通銀行
中国交通銀行がリーマン・ブラザーズ株を保有しているかどうかについて、同行関係者は「外貨建て債券が交通銀行の投資構成に占める割合は低い。現在のリスクは制御可能だ。リーマン・ブラザーズの破産による交通銀行への影響は非常に限定的だ」と話す。
建設銀行
あるメディアが17日伝えたところによると、中国建設銀行もリーマン・ブラザーズ株を保有しているという。同行関係者は「このような情報に対してコメントはしない。
現在、確認作業を進めている最中で、外部にリーマン・ブラザーズ株の保有状況を発表できる段階ではない。はっきりしたことがわかれば、直ちに発表する」と話す。(編集KS)
「人民網日本語版」2008年9月18日
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