広東省性学会がまとめた「2007広東性学報告」がこのほど正式に出版された。報告は、広東省のある重点高校の1年から3年までの 10クラスでも調査を行った。性知識をどこから得るかとの質問に対し、60%の高校生が出版物やメディアと答えた。それに同級生や友人(51.9%)、学校、教師(23.4%)、保護者(9.2%)が続いた。
また、性的な問題に直面し困ったとき、どこに助けを求めるかとの問いに対しては、同級生、友人が48.3%、自分で本を読むが45.9%、父母が26.7%、教師が4.0%の順だった。調査担当者は、学生が性的な問題に直面したとき、同年齢の人に助けを求めたり、自分で本を読んで調べる人が多く、経験豊富な教師や年長者に尋ねる人は少なかった。これは、尋ねることをきまりが悪いと考えるほか、学生の性知識の方面における教師に対する信頼度を反映しているとみる。
今回の調査では、高校生の多くが低年齢での恋愛について、「賛成」または「構わない」と答えた。明確に「賛成できない」と答えた高校生は22.7%にすぎなかった。また、学生の74.3%は恋愛する理由について、「異性に好感を抱き始めたから」と答えた。
研究者は学生の恋愛の低年齢化について、慎重に対応すべきだと指摘する。同時に青少年に対する性教育を強化すべきとした。また、参加式の教育方法を採用するとともに、より科学的、人間的な教育方法で学生に討論を促し、意見をぶつけさせることで、自己教育の目的を達するべきだと指摘した。
「人民網日本語版」2007年9月3日 |