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停滞続ける世界、成長拡大させる中国 「世界賃金ランキング」発表
  ·   2018-12-12  ·  ソース:
タグ: 賃金;女性;社会
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国際労働機関(ILO)はこのほど、「2018/2019世界賃金報告(以下、報告と略)」を発表した。これによると、各国の名目賃金を統一通貨(ユーロ)に換算した後の賃金額世界トップ5ヶ国は、順に、デンマーク、ルクセンブルク、ノルウェー、オーストリア、米国だった。

トップのデンマークの名目賃金は1ヶ月5324ユーロ(1ユーロは約128.5円)だった。世界で名目賃金が最低だった国は、アフリカとアジアに集中しており、ランキング最下位は56.73ユーロのルアンダだった。

報告によると2017年、世界の賃金上昇率は、2008年以来最低水準となり、2008年に起こった国際金融危機以前の水準よりもはるかに低かった。その一方で中国の賃金上昇率は、世界トップクラスに入っている。

〇世界の流れとは逆に成長を拡大させている中国

世界136ヶ国における2006年から2017年までの物価変動の影響を除く実質賃金に関する統計データによると、実質賃金にもとづき計算したところ、2016年時点で2.4%だった世界の賃金上昇率は、翌2017年には1.8%まで低下した。

ILOのガイ・ライダー事務局長は、「初期の兆候から、2018年の世界賃金成長は、引き続きスピードダウンが続くと予想され、賃金成長が停滞し、成長しない状況は、グロ―バル経済の発展を推進し、世界各国国民の生活レベルを引き上げる上での障壁となっていることが伺える」とコメントした。

世界賃金の上昇スピードは緩慢になっているとはいえ、アジア地域での賃金上昇は、引き続き力強い傾向を呈している。報告によると、過去20年間、G20に加盟している新興国と発展途上国の平均実質賃金は倍近く上昇した。一方、発展途上国の成長率は9%にとどまっている。

ILOは、「2006年から2017年の間、アジア・太平洋地域の労働者の実際賃金の上昇率は、世界の全地域の中で最も高かった。これは、アジア・太平洋地域の経済成長が他の地域より速い事実を反映しており、中国、インド、タイ、ベトナムの各国がトップに名を連ねている」としている。

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