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「宵っ張り」は遺伝子の突然変異のせい?
  ·   2017-04-11  ·  ソース:
タグ: 遺伝子;生活習慣;社会
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「宵っ張り」型の人は、その「悪しき生活習慣」からしばしば非難の的となりやすい。だが、米国の研究チームは、「宵っ張り」は、体内のある種の遺伝子が突然変異したことで、彼らの体内時計が普通の人より遅れてしまい、眠りに入るのが難しいことで起きる状態である事実を突き止めた。南方日報が報じた。

「宵っ張り」型の多くは、「DSPD(睡眠相後退症候)」と診断される。彼らの体内時計は、「夜になると眠り、朝が来れば起きる」という一般的なパターンより遅くなっている。一般的に人々が眠れないという時は、精神的に疲れているときが多い。起きる時間になっても、彼らの体内時計はまだ目覚めの時刻になっていないのだ。

米ニューヨーク・ロックフェラー大学の研究チームは、DSPDの患者の中から実験ボランティアを募り、マンション内の実験用居室で2週間過ごしてもらった。室内には時間を表示する装置は一切置かれていないため、被験者は自分の感覚だけを頼りに、食事や睡眠の時間を決めなければならない。

研究チームはこの時、被験者の皮膚細胞を収集し、彼らのDNAを測定した。その結果、彼らの体内にあるCRY1遺伝子に突然変異が起こっていることが判明した。CRY1遺伝子は体内時計を管理する遺伝子で、通常ならば24時間サイクルで他の遺伝子のスイッチのオン・オフを調整する。だが、CRY1遺伝子に突然変異が起こった場合、その他の体内時計がオフになっている時間が長くなってしまう。

しかし、DSPDを根治する方法は今のところ見つかっていない。現時点では、昼間に太陽の光をたくさん浴びることが、患者が睡眠サイクルを細かくコントロールする上で最も効果的な方法ということが分かっている。(編集KM)

「人民網日本語版」2017年4月11日

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