「中国は世界の大国として発展しつつあり、平和維持で発揮すべき役割も大きくなってきている」。国連のゲーノ平和維持活動担当事務次長は21日、北京で記者の取材を受けて語った。ゲーノ氏の今回の訪中は、中国と東南アジア諸国連合が開いた平和維持活動シンポジウムに参加するため。これまでに外交部、国防部、公安部の関係責任者とも会見した。「環球時報」が伝えた。
国連の資料によると、PKOには合わせて119カ国が平和維持部隊を派遣している。中国は10月までにPKO部隊を延べ8883人、その他軍人・警察・文官約1万1000人を派遣、現在も1800人以上の平和維持要員が、国連の12の平和維持活動で使命を果たしている。
中国政府は2000年1月にはじめて国連のPKOに警察を派遣して以来、東ティモール、ボスニア・ヘルツェゴビナ、コソボ、リベリア、アフガニスタン、ハイチ、スーダンなど多くの平和活動に参加してきた。派遣者数はPKO活動に参加する119カ国のうち13位、安保理常任理事国5カ国のうちで1位のフランスより150人少ない2位となっている。
「人民網日本語版」2007年11月22日
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