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日本館「中国的要素」で中日友好アピール

 

西陣織

遣唐使の絵巻を見た後は、映像にぐるりと取り囲まれたエスカレーターを昇る。映像で展示されるのは数多くの日本の国宝級芸術で、その中には中国と深いつながりを持つ絹織物芸術、西陣織が含まれる。

日本館に展示されている西陣織の映像(繆暁陽 撮影) 

西陣織は日本の京都で生み出される1200年の歴史を持つ伝統絹織物芸術だ。この織物は様々な色の絹糸を使って織られたものだ。織り上がった錦織は芸術的価値の高さで世に名を知られている。この芸術は中国宮廷織物技術から進化していったものだ。15~16世紀頃、金糸、銀糸の織り込み技術を含む、荘厳で優雅な中国の宮廷織物技術が日本に伝わった。完全な手作業で織り上げられる西陣織は、現在も富貴と身分の象徴である。

トキの物語

優美な姿を見せるトキは日本で珍重されている鳥で、その学名を「Nipponia nippon」という。トキの姿は、一千年余り前の奈良時代の宮廷儀式や御所の基調色から、現代の人々が着ている和服、部屋の装飾、伝統的な歌に至るまで、厳かな場面や世俗的な場面を問わず、いたるところに見られる。しかし環境の悪化に伴い、1990年代になると日本原産の野生のトキは絶滅の危機に瀕し、2003年に最後の一羽が死んで完全に絶滅してしまった。1999年、中国は一つがいのトキを日本に贈呈、現在では100羽余りにまで繁殖した。トキはすでに中日友好の象徴になっている。

日本館のテーマ公演――ミュージカル『トキを救う』 

日本館参観の最後はミュージカル『トキを救う』の上演である。これもまた日本館における中国的要素の一つだ。日本館は日本の伝統劇である能と中国の昆曲(昆劇)を融合させてミュージカルを作り上げ、両国が共同でトキを守った物語を語り伝えている。このミュージカルには、「心の和・技の和」というテーマで表現されている文化と科学技術という二つの要素がしっかりと結びついている。

「北京週報日本語版」2010年6月12日

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