玉仏 寺・竜華寺
上海は文化が融合した大都市で、各種の宗教がここにはある。仏教はここで長い歴史をもち、そのなかでも有名なお寺は玉仏 寺や竜華寺などがある。
玉仏 寺は百年あまりの歴史をもち、その建築はほとんどが宋代の宮殿建築を模したものである。入ってまずあるのが天王殿、二つ目の建物が大雄宝殿で、三つ目の建物は玉仏 楼である。このほかにも禅堂、斉堂、客室などがあり、寺内にある白玉でまるごと彫り出された玉仏 坐像は、仏教芸術のなかの至宝ともいえる。
竜華寺は上海地区でも歴史が最も長く規模も最大の古刹で、現在の建物は宋代の仏教禅宗寺院の容貌を保ったもの。寺の前にある竜華塔は八角形のレンガ・木造構造の塔で、寺内には唐、五代そして明・清時代の経典や仏像がある。その建築は5つの建物が縦に並び、さらに鐘楼などがある。一年に一度行われる大晦日の鐘つきや、竜華の縁日は300年あまりの歴史をもつ、上海でも有名な観光イベント。
交通 公共バス16、19、63、76、112、113号(玉仏寺)
公共バス41、44、73、87、104号など(竜華寺)
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