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経験と知識頼りに中国で「探す、見つけ出す」を続ける
  ·   2020-12-21  ·  ソース:人民網
タグ: ホテル;観光;中日交流
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プライベート=MUJI?

「シンプルな暮らしを目指しているが、まだまだ部屋に物は多いし、片付けが苦手」とする濱岸さんだが、小ざっぱりした感じのファッションから、週末によく行くという行きつけのカフェもシンプルで、なんとなくMUJIテイストを醸しだしている。ロフトのような造りのちょっと奥まった席に座り、美味しいコーヒーとお気に入りのパンを食べながら、仕事をしたり、カフェにあるAIを利用した革新的なサービスなどを新たなアイデアの参考にしたりするのだという。

このようにすっかり中国の暮らしに馴染み、満喫しているように見える濱岸さんだが、留学当初は、北京のことなどわからないまま訪中したため、様々な苦労やトラブルなども体験済み。それでも、北京で一番好きな場所は?という質問の答えは、「留学時代を過ごした思い出の場所、五道口」だった。

原点のような場所=五道口

留学先の北京林業大学からほど近い場所にある五道口は、北京の大学が集中している海淀区にあり、周囲には留学生も多い清華大学や北京語言大学などがあるため、90年代から学生向けの韓国料理や日本料理のレストランが軒を連ね、手頃な値段でそこそこオシャレなファッションも手に入れられる人気の街だった。「いろんな意味で思い入れは格別。今でも五道口と聞くと、当時のホームシックになった思い出や、修士論文のプレッシャーで押しつぶされそうになった日がフラッシュバックのようによみがえる」と話す濱岸さん。でも実はもうずいぶん長いこと五道口には行っていないのだという。

留学時代の濱岸健一さん(ご本人からの提供)。

そんな「原点のような場所」を、一緒に訪ねてみることにした。新型コロナ感染対策の関係で、残念ながら大学構内に入ることはできなかったが、正門から見える校舎や宿舎を指さし、当時を振り返る濱岸さん。同大学初の外国人留学生だったということもあり、様々な手続きに苦労したこと、教員や同級生に白酒(バイチュー)をたくさん飲まされ、担がれるようにして宿舎に戻ったこと、エレベーターの無い6階の部屋から、洗濯物を手に上り下りしたことなど。大学から五道口に向かう道をそぞろ歩きながら、話していくうちに、濱岸さんは時に笑顔を浮かべ、時に目の前に広がる風景との違いに驚きながら、久方ぶりの「原点」を楽しんでいた。

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