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経験と知識頼りに中国で「探す、見つけ出す」を続ける
  ·   2020-12-21  ·  ソース:人民網
タグ: ホテル;観光;中日交流
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MUJI HOTEL北京総経理・濱岸健一さん(撮影・袁蒙)。

約2年半前の2018年6月30日、北京の前門に開業したMUJI HOTEL北京。同ホテルの総経理・濱岸健一さんはランドスケープデザインを専攻していた大学時代、研究室の指導教官から言われた、「濱岸、これからは中国の時代だぞ」という言葉をきっかけに、中国語をほとんど話せない状態で2004年に北京林業大学に留学するため訪中。それから約15年の月日が経ち、濱岸さんは今、北京の中心地の前門という歴史と文化豊かな場所にあるホテルの支配人として、どんな中国生活を送っているのだろうか?人民網が伝えた。

仕事=スピード

MUJI HOTEL北京でホテルのマネジメント業務や新規開発業務などに携わる濱岸さんが、中国で働く中で実感しているのが、決裁に求められるスピード。即決しないと、クライアントの要求などに乗り遅れて大事な仕事を取り逃がしてしまうので、契約書の法務チェックや押印申請なども、すぐに対応できるような体制を整えたという。

そしてそんな「スピード」は中国の消費者たちの変化にもみられるとしている。MUJIの1号店が出店した15年前の中国では、豪華で派手なものを好む中国の消費者たちからは、なぜこんな普通でシンプルなものが、こんなに高いのか?と、見向きもされなかったという。「しかし、今やそのシンプルを自ら好むようになっており、この数年は特に顕著で、MUJI HOTEL北京の開業から現在までの2年半ほどの間だけでも、MUJI熱は日に日に高まっている。『MUJIファン』といわれる20代の若者まで出てきたことには正直びっくりした」と濱岸さん。

ホテルのスタッフに声をかける濱岸健一さん(撮影・袁蒙)。

今年=ジェットコースター

普段からこのように中国の「スピード」に触れてきた濱岸さんだが、今年はまさにジェットコースターに乗っているような乱高下だったと感慨深げに振り返る。新型コロナウイルス。今年、観光業に携わる人々にとって、切っても切り離せない話題だ。春節(旧正月)時期は、ホテル業にとって最も売上が期待できる連休にもかかわらず、観光客は皆無。こうした厳しい状況が労働節(メーデー、5月1日)まで続いたという。そして労働節になって、いきなり爆発的な来客数になり、必死の対応に追われたものの、喜んだ矢先に今度は新発地市場のクラスター発生で、再び春節の時に逆戻り。宿泊は8月まで全く回復しなかった。

それでもこのコロナ感染拡大から、落ち着きを取り戻す流れの中で、濱岸さんが感じたのは、北京市が全市民を対象にPCR検査を積極的に行ったことで、感染者がしっかりと把握でき、街に出ることに心配が要らなくなったことが大きいという点だ。「中国のやる時は徹底的にやるというスタンスが功を奏し、今MUJIホテルもかなりお客様の自由度が上がっている。マスクを着用する以外は、コロナ前と何ら変わらない状況にまで戻っている点は、運営側として大変助かっているというのが本音」とした。

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