問い(5):地域発展の新構造をどう手配するか?
五中全会は、国内各地域の協調的発展を推進し、要素が秩序よく自由に流動し、主体機能が効果的に制御され、基本公共サービスが均等で、資源環境が許容可能な地域協調発展の新構造を作り上げることが必要だと指摘した。
今年に入ってから、中国の地域発展は推進を加速し、一連の重大な地域計画政策が相次いで打ち出された。東部・中部・西部及び東北部の「四大エリア」と、「一帯一路」(シルクロード経済ベルトと21世紀海のシルクロード)、京津冀(北京・天津・河北省)協同発展、長江経済ベルトという「3つの支柱経済ベルト」戦略の推進が進むにしたがって、中国の地域構造はいっそう改善され、一部の中西部の省は経済成長が東部を上回り、地域の発展不均衡が中国経済の段階的発展の強力な原動力へと転化しつつある。
「地域発展計画を強化するには、地域経済協調発展の体制メカニズム面での障害をなくし、要素の秩序ある自由な流動を効果的に促進し、改革と革新を通じて、構造生産力を絶えず発揮するよう努力しなければならない」と王軍氏は指摘する。
清華大学国情研究院院長の胡鞍鋼氏は次のような見方を示す。「地域協調発展で重要なのは主体機能区戦略の実施を加速することである。異なる機能区間で相互に協調し、ポジショニングをはっきりさせ、機能を相互補完し、統一的にリンクし、分類管理の地域政策を実施し、業績評価体系を整備する必要がある」。