今年上半期、中国の高速鉄道関連会社の海外での受注額は１３００億元に迫り、中国高速鉄道は海外進出戦略に基づき南極大陸を除く６つの大陸へ歩みを進めた。

１０月２３日、米国マサチューセッツ湾交通局（ＭＢＴＡ）は中国北方機車車両鉱業集団公司から地下鉄車両２８４台を調達し、ボストン地下鉄のレッドラインとオレンジラインに投入することを正式に許可した。これは中国の地下鉄・都市鉄道設備メーカーが米国のグローバルな入札で勝利を勝ち取った初めてのケースであり、中国鉄道設備の米国初上陸となる。

１０月２９日、中国の地下鉄・都市鉄道設備メーカー大手の中国北車株式有限公司と中国南車集団公司が合併した。これにより鉄道業界で世界最大の巨大企業が誕生した。

業界関係者の話によると、「南車と北車の合併を単なる企業の合併とみなしてはならない。実際には、これは国の内部資源の再編であり、先端設備の海外進出戦略の実施に向けた重要な一歩なのだ。今後はますます多くの国内企業が再編の列に加わることを確信する。また南車・北車の再編による競争力の向上は、組立や部品製造などの関連企業にも利益成長源をもたらすことになる」という。

中国南車集団公司は１２月１５日、新たな海外からの注文を受けたことを明らかにした。アルゼンチンの鉄道ベルグラーノ線の改良プロジェクトに列車と貨物車を提供するというもので、総額は約１７億元に上るという。