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ミュンヘン安保会議、多国間主義の維持に焦点
  ·   2019-02-19  ·  ソース:
タグ: 安全保障;多国間主義;政治
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第55回ミュンヘン安全保障会議が17日、閉幕した。楊潔篪中共中央政治局委員(中央外事活動委員会弁公室主任)が基調演説「国際協力を提唱し、多国間主義を維持し、人類運命共同体の構築を後押しする」で示した中国側の立場は、出席者の称賛を得た。新華社が伝えた。

大国間の競争と摩擦が顕在化し、一国主義と保護主義が国際情勢の不確定性を大幅に高めている現在、多国間主義を維持し、国際協力を推進し、グローバル・ガバナンスを整備することが、国際社会共通の責任になっていると評論家は指摘する。

■大国間競争が激化

会議開幕前に発表された安全保障報告は「世界は大国間競争の時代に戻る恐れがある」と警告した。ロシアと西側との関係は過去1年で悪化し続け、大国間競争激化の典型的ケースとなっている。

英国のウィリアムソン国防相は会議で、西側に軍拡競争を強要しているとロシアを非難した。米国のペンス副大統領は、サイバー攻撃、デマ、秘密行動を利用して西側の安定を破壊しているとロシアを非難した。

これに対してロシアのラブロフ外相はウィリアムソン国防相を「戦争大臣」と呼んだうえ、自国の意志を他国に強要し、世界の貿易体制を脅かし、世界に大きな不安を抱かせていると米国を非難した。

ロシア現代発展研究所のIgor Yurgens所長は新華社の取材に「現在、ロシアと西側の間では外交的手段が役割を果しておらず、相互信頼と言えるものは全くない。シリア、ベネズエラ、中距離核戦力(INF)全廃条約などの問題でも双方は真っ向から対立しているうえ、現時点で関係緩和の方法はほぼない」と述べた。

ロシアと西側との間で緊張が高まり続けていることについて、アレキサンダー・バーシュボウ元NATO事務次長は「ロシアと西側との間では戦略競争の態勢がすでに形成されている」と指摘した。

■米国が再び一国主義的発言

ミュンヘン安全保障会議で米高官は再び一国主義的発言をぶち上げ、EU各国に不満を引き起こした。

ペンス副大統領は英仏独に対して、米国に従ってイラン核合意から離脱するよう求めたうえ、米国の対イラン制裁を破壊するなと警告。

この発言にドイツのメルケル首相は「まさにイラン核合意をめぐる摩擦が欧米を再度分裂させている」と指摘。イラン核合意の維持を呼びかけたほか、世界の一国主義的傾向に警鐘を鳴らした。

米欧間の不和の激化は米国が一国主義を堅持していることと関係があると評論家は指摘する。一国主義、孤立主義、保護貿易主義は世界全体を不安に陥れている。こうした傾向の高まりは現在、国際秩序を深刻に脅かしている。  

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