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豊かな自然に恵まれた民俗観光 中楡樹店村が歩み出した農村振興の道
本誌記者・金知暁  ·   2021-04-28  ·  ソース:北京週報
タグ: 農村振興;生態環境;社会
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夕暮れ時、彭さんは再び山へ向かった。ここ数日、村を囲む渓谷と山に敷設した観光桟道の腐食防止のため、彭さんは村民たちとともに修繕を行っている。「1枚の板に釘2本でいいよ。1箱に46本の釘が入っていて、ちょうどの数を買ったからね。あと、帰る前に落ち葉を片付けて。これが一番滑りやすいから」と、村民全員に労働時間確認のサインをもらう際、彭さんはそのような注意を伝えることを忘れない。今まで、村民ができる工事であれば、彭さんはできるだけ業者を使わず、村民に仕事の機会をもたらしてきた。それは、村民たちが村を出ずにお金を稼げるようにという心遣いだ。 

観光桟道の腐食防止工事を監督する彭さん(写真=本誌金知暁記者)

しかし、村のためなら細かなことまで気を配る彭さんだが、奥さんの目には「頼りにならない人」と映ってしまうようだ。民俗観光を始めたばかりの頃、村民たちが本当に儲かるのだろうかと不安がっているのを見た彭さんは、みんなを安心させるために最初に営業を開始したのだが、今では観光客を全部よその家に譲ってしまっているという。村全体の仕事と家庭を両立させるのは末端幹部にとって簡単ではない。しかし、30年以上のもの間、彭さんは村の仕事を少しもおろそかにしなかった。「子どもの頃、うちは貧乏で両親には障害があり、私を育ててくれたのは中国共産党と村のみんなでした。この恩情はいつまでも忘れられないものです」と、彭さんは自身の過去を感極まった様子で語ってくれた。

1日の仕事を終えて山を下りる時、彭さんは林の木を触りながら嘆息した。「私がまだ若かった頃、お金を稼ぐためにむやみに太い木を切ってしまっていたのですが、今考えれば本当にもったいないことをしました。今ここに生えている木はあまり太くないように見えますが、何十年もかかってやっと大きくなったものです。民俗観光は環境を破壊しませんし、環境が良くなったからこそ民俗観光がうまくいっているのです。この豊かな自然こそ、農村振興にとって金山や銀山のようにかけがえのない価値がありますよ!」と語る彭さん。自然を守りながら村を豊かにする彼の取り組みは、確実にこの地で実を結んでいる。

「北京週報日本語版」2021年4月28日

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