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1人で味わう年越し料理は今年の春節のトレンド
  ·   2021-02-16  ·  ソース:北京週報
タグ: 春節;年越し料理;社会
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スーパー内で販売されている各地名産の年越し料理用の「1人ご飯」(撮影・徐銀)

新型コロナウイルス感染症対策として呼びかけられている現在の居住地での年越しにより、新たな春節(旧正月、今年は2月12日)の習慣や消費現象が現れている。昨年、家族で集まって食事をしていたのに比べ、今年は今いるところで年越しをする人がどうすれば豊富で、しかも食べ物が無駄にならない年越し料理を味わえるかということは、早急に解決すべき問題だ。そのため、手間のかからない「1人ご飯」の年越し料理は、各地のスーパーがセールスに力を入れる商品の一つとなっている。 

年越しに家族で集まって食事をするのは中華民族の伝統だ。だがいかんせん、新型肺炎のリスクはいまだに残っており、自らを守るため、また家族を守るために、原住地に留まる人々は今年、家族で年越し料理を食べられない。しかし、今いるところでの年越しにも春節の気分は必要であり、1人で食べる年越し料理もその価値があるものだ。 

「1人ご飯」は寂しいものと考える人がいるかもしれないが、実のところ「1人ご飯」は現在の潮流だ。中国の大手ECプラットフォームの天猫が発表した「2019-2020国民の味」のデータ報告によれば、「1人ご飯」とファストフードはいずれも2020年度の6大グルメトレンド入りしており、2019年に「1人ご飯」の商品の売上げは天猫で前年比30%増加した。1人で食べる年越し料理は新たな食の流行と古くからの伝統が融合した年末の新風物詩で、今いるところで年越しをする多くの若者にマッチしている。

食卓を囲んで賑やかに食べるのに比べると、食べ物の量がきっちり1人分の「1人ご飯」は浪費を避けられる。しかも、割安な価格は多くの独身者の年越しでの消費観念に合っている。さらに言えば、軽めの食事は消費者の身体への負担を減らすことができ、健康な生活を送る上でプラスになる。

注意しなければならないのは、今いるところで年越しをする一部の消費者にとって、年越しは賑やかであるべきという考えがあり、友人を誘ってみんなで食事をする人がいるかもしれないことだ。確かに伝統的な習慣を大事にするのは良いことだが、新型肺炎の予防・抑制を疎かにすることは許されず、集まって食事をすることで感染リスクは間違いなく増える。「1人ご飯」の年越し料理は消費者の飲食ニーズを満たし、消費者が集まらずにすむようにしており、まさしく新型肺炎の予防・抑制において必要なもので、その潜在的効果は軽視できない。

「北京週報日本語版」2021年2月16日

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