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「ウサギの島」として有名な大久野島はかつて「毒ガス島」だった
  ·   2019-08-15  ·  ソース:人民網
タグ: 戦争;歴史;社会
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明治学院大学国際平和研究所の高原孝生所長は同日、大学生約20人を連れて見学に来ていた。ある学生は取材に対して、「侵略戦争の歴史を認めることは恥ずかしいことではない」とし、「このような機会はとても貴重。印象深い見学にするために、たくさんの写真を撮った。私の友達のほとんどは日本が毒ガス弾を製造していた歴史を知らない。友達を連れてまた大久野島見学に来たい」と話した。

高原所長は、「学生たちに日本の侵略戦争の歴史をきちんと知ってもらうことが、私たち教師の責任であり、義務でもある。そうすることで初めて、歴史の悲劇が繰り返されないようにすることができる。ここ10数年、ほぼ毎年、学生を連れて見学に来ている。一人でも多くの人に、この『暗黒の歴史』がある島を見学してほしい」と話した。

「日本政府が歴史を正視することを願う」

近年、日本の多くのメディアや学者も、毒ガス製造を含む日本の侵略戦争の歴史に注目している。筆者と共に島を見学した記者の武藤周吉さんは、8月10日付の「東京新聞」の記事で、「広島には『加害』の歴史もあった。国際条約で使用を禁じられた毒ガスは中国で多数の命を奪ったとされ、戦後も遺棄兵器として再び悲劇を引き起こした」と書いた。

2017年8月、TBSは特別企画「綾瀬はるか『戦争』を聞く~地図から消された秘密の島~」を放送。女優の綾瀬はるかさんは、当時少年兵として毒ガスの製造にたずさわった藤本安馬さん(91)の案内の下、毒ガス弾工場跡を訪れ、長期にわたって隠されてきた暗い歴史を紹介した。

日本の歴史研究者・松野誠也さんは最近、中国を侵略した旧日本軍が中国の戦場で毒ガス弾を使ったことを記録した「戦闘詳報」を入手した。松野さんが発見した旧日本軍の中国における毒ガス使用の証拠について、日本の数十社の新聞が一面で報じた。

長期にわたって日本各地で講座を開き、日本の侵略戦争の歴史を説明している明治大学の特任教授・纐纈厚さんは取材に対して、「日本国民の多くが日本政府が歴史を正視し、それを基礎に中国などのアジア諸国と友好関係を築くことを願っている。日本の政治家は、靖国神社を参拝するのではなく、大久野島や侵華日軍第七三一部隊罪証陳列館、侵華日軍南京大虐殺遇難同胞紀念館などに行って、侵略戦争の歴史を理解し、深く反省し、心から謝罪しなければならない。そうして初めて、中国を含むアジア諸国の人々の信頼を勝ち取ることができ、日本に明るい未来が訪れる」との見方を示した。

山内さんは、「前事不忘、後事之師。生きている限り、一人でも多くの人に侵略戦争の歴史を知ってもらえるよう頑張り続ける」と話した。(編集KN)

「人民網日本語版」2019年8月15日

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