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長野から世界へ、平和の尊さを発信する小さな記念館
本誌記者 陳煒  ·   2017-07-27  ·  ソース:
タグ: 残留孤児;長野県;社会
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  6月初め、長野県下伊那郡阿智村の山間部にある特別な記念館を訪ねた。小さな記念館だが、日本だけでなく海外からも参観者が訪れる。日本唯一の「満蒙開拓」に特化した施設として2013年4月に開館した「満蒙開拓平和記念館」(河原進館長)だ。
寺沢秀文「満蒙開拓平和記念館」副館長(陳煒撮影)

記念館の東側の庭に「平和友好」の石碑がある。その台座には、「前事不忘、後事之師(過去を忘れず、明日の教訓とする)」という言葉が刻まれている。「この言葉は日中国交回復時に周恩来総理が引用したもので、当記念館の理念とも合致する」。同記念館の寺沢秀文副館長はそう説明する。

記念館の「平和友好」の碑。下に「前事不忘、後事之師」(寺沢秀文撮影)

記念館は木造平屋建てで、館内には展示室とセミナールーム、資料研究室などが設けられている。展示は7コーナーに分かれており、中日双方に多くの犠牲を生んだ悲劇「満蒙開拓」の歴史を、パネルやビデオ、資料などで時系列に紹介。日本の農民が「開拓」という事実と違う美名の元に中国東北部に送出された背景、現地での「開拓団員」の生活の様子、旧ソ連軍の侵攻時における悲惨な逃避行、戦後の日本人残留孤児・婦人と中国人養父母による救済など、幅広い内容が取り上げられている。また、体験者たちの証言が文章や映像で伝えられている。

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