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今日は「草を食べたか?」 健康志向で軽食が人気に
  ·   2021-05-13  ·  ソース:人民網
タグ: 健康;軽食;経済
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人々の健康意識の高まりにともなって、低脂肪、低カロリー、低糖質、低塩分、食物繊維が豊富、満腹感を得やすいなどをうたった気軽に食べられる食べ物「軽食」が、人々の間で、特に若者の間でますます人気を集めている。軽食の中では野菜が必要不可欠な「主役」であることから、若者は軽食を取ることを「草を食べる」と冗談交じりに呼んでいる。中国経済網が伝えた。

「食草族」が徐々に拡大

市場にはグルメが満ちあふれ、さまざまな情報プラットフォームにも色とりどりの、思わずよだれが出るようなおいしいごちそうが山ほどある。食べたいが、太りたくない。これは確かに消費者にとってなかなか答えの出ない難問だ。しかし軽食ならこの問題を効果的に解決してくれる。——さまざまな種類の野菜、穀物、果物、肉類をヘルシーな調理法で料理し、ワンプレートにすれば、いろいろな栄養素が取れ、味は多彩でありながらカロリーは低く、その上、食べる量が少なくても栄養はちゃんと取れる。

北京中体力源のトレーニングコーチの張海東さんは、トレーニングの達人であると同時に軽食の愛好者だ。体をキープするため、炭水化物、タンパク質、脂肪、水分などの1日の摂取量を厳しくコントロールしている。さらに生徒を指導して一緒に「草を食べ」、生徒たちに1日のカロリー摂取量を記録するようサポートし、合理的な飲食プランを作成する。

摩■(上と下が上下に組み合わさった字)站は北京の軽食をメインにしたチェーンレストランで、さまざまな軽食中心のメニューを打ち出し、価格は60-100元(1元は約17.0円)ほどだ。サラダ、玄米、サーモン、トリのムネ肉などが人気の食材で、すべてのメニューに動物性食品を一切使わない完全菜食か、グルテンフリーかなどが明記されている。摩■站・藍色港湾店店員の趙奎楽さんは取材に、「うちのメニューはタンパク質、炭水化物などの栄養素を合理的に組み合わせ、低カロリー、低脂肪・低塩分を基準にして作られている。ここ2年ほどではっきり感じるのは、軽食を買い求める人がますます増え、多くの消費者が長期的にトレーニングをしたりヨガをしたりするようになって、飲食品や栄養のバランスに対する需要が高くなったことだ。店が込む週末には、1日の来店者数が延べ約400人から500人にもなり、若い女性が多い」と話した。

食品デリバリーの美団外売が発表した「軽食消費ビッグデータ報告」もこの現象を裏付ける。軽食消費では「90後」(1990年代生まれ)の消費者が62%以上を占め、「80後」(1980年代生まれ)は26%、また女性が70%以上を占めているという。

国務院発展研究センターの漆雲蘭研究員によると、「現在、都市の暮らしはリズムが加速し、プレッシャーも増大し、飲食については簡単で、負担のかからない健康食品が好まれる傾向がある。軽食は便利さ、栄養の合理性、価格水準などがどれも速いリズムの都市生活のニーズに非常にマッチしている。同時に、次々に登場する軽食食品や軽食外食企業の主体的な働きかけや広告・PRもますます多くの消費者の軽食への関心を呼んでいる」という。

健康的な生活が徐々に身近に

軽食の起源は17世紀の欧州のアフタヌーンティーの習慣まで遡る。その後、数百年にわたり発展して世界各地に広がり、現地の飲食と結びつき、それぞれに文化的特色を備えた軽食が誕生した。サンドイッチ、サラダ、寿司などは、どれも軽食の代表格だ。

そして今、軽食の概念はさらに広がっていろいろなものを内包するようになり、低カロリー、低脂肪、低エネルギーで簡単に作れる健康的な食べ物の代名詞になった。軽食消費が勢いよく発展し、人々が食生活でより健康に注意するようになったトレンドを示している。

中国農業科学院農業品質基準・検査測定技術研究所の王静研究員は、「軽食は実のところ自然で、シンプルで、純粋なライフスタイルだと思う。軽食は生産過程での加工のし過ぎを避けることができ、食材の破壊が少なく、食材本来の味や栄養をしっかり残すことができて、体にもやさしい。しかも、軽食は少食が強調されるので、消化系にかかる負担を効果的に軽減することができる」と説明した。

軽食愛好者の多くが長期にわたり食生活に注意を払う中で良好な生活習慣を身につけたことが取材で分かった。これは人々がより質の高い生活を追求することの現れだと言えよう。(編集KS)

「人民網日本語版」2021年5月12日

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