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ワクチン、健康診断、脱毛防止…健康関連の消費が中国の若者の硬直的需要に?
  ·   2020-11-20  ·  ソース:人民網
タグ: 健康;消費;経済
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鏡を見て、頭頂部の髪が薄くなっているのに気付き、南京の大学1年の女子大生・雅麗さんは、「ダブル11」当日に、抜け毛を防止できる「ヘルメット」を購入。今月の最大の出費となった。

梨の果汁を煮詰めて生姜やナツメなどの生薬と蜂蜜を加えた「秋梨膏」の飴、温かくなるナプキン、コラーゲンイオンヘアードライヤー、免疫力が高くなるグミなど、中国の若者の「ダブル11」の買い物かごには、ヘルスケア関連の商品がたくさん入れられていた。専門家は、「多くの商品がうたっている効果は大げさ。それでも、若者は依然として、それらの商品がもたらしてくれる『安心感』を買っている」と指摘する。

ワクチンを打ち、栄養補給剤をたくさん買い、脱毛防止に気を配り、フィットネスに励むといったように、今の若者はヘルスケア関連の消費にどんどん足を踏み込んでいる。そして、「両親と一緒に健康維持」が新たなトレンドとなっている。

北京在住の男性・張偉さんは、「まず自分のためにランニングマシンを買った。そして、両親と自分のために、がん検診を含む人間ドックを申し込んだ。新型コロナウイルス流行により、健康に対する考え方が大きく変わった。以前は、病気になったら治療と考えていたが、今は管理して健康を維持したいと思うようになった。今後は家族で1年に1回は人間ドックを受ける」と話す。

健康診断のほか、口腔ケアも、今年、ダブル11を開催したECプラットフォームで、大人気となった。中国の口腔医療ケアサービス消費の新たなバロメーターを示しているほか、多くの人の口腔ケアや維持に対する意識が高まっていることを示している。ECの普及により、より多くの若者が歯の健康や白い歯に関心を持ち、その消費の中心となっている。

ヘルスケア関連の消費が中国の若者の「硬直的需要」に

各大手ECプラットフォームの統計もこうした現状を証明している。「ダブル11」の期間中、天猫で「95後」に最も人気となった医薬商品トップ5は、健康診断、医療用ガーゼ、ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン、インスタントツバメの巣、コンドームだった。ショッピングサイト・京東健康でも医療サービス系の消費が激増した。うち、ワクチン系のサービスが20倍増、口腔ケアサービスが12倍増だった。ショッピングサイト・蘇寧超市の医薬品系の売上の増加も際立っていた。特に、紫外線殺菌ライト、血糖値測定器、血圧計、小型マッサージ器などの家庭用医療機器が大人気となった。

ヘルスケア関連の消費が若年化しているのを背景に、ヘルスケア関連の消費全体の傾向にも変化が生じている。天猫のこれまでのダブル11の栄養補給食品の売上高を見ると、最も人気だったのは2018年はクコ、2019年は赤豆ハトムギ で、2020年はツバメの巣と生薬・阿膠がかなりの割合を占めた。95後の間で最も人気だったヘルスケア系の商品は、上から順番に健康診断、医療用フェイスパック、HPVワクチン、インスタントツバメの巣、コンドーム、マスクだった。うち、男性に最も人気だった商品ランキングには、発毛系の商品が含まれており、女性に人気の商品ランキングには、意外にも健康診断とHPVワクチンが入っていた。

小都市のヘルスケア関連の消費の増加ペースが大都市を明らかに上回る

ヘルスケア関連の消費が小都市に向かって顕著な広がりを見せている点は注目に値する。阿里健康のビッグデータを見ると、小都市のヘルスケア関連の消費の増加ペースは大都市を明らかに上回っており、うち、安徽省宣城市の1人当たりのヘルスケア関連の平均消費額は136%増と、北京、上海、広州などの一線都市を大幅に上回っていた。小都市別の「95後」のヘルスケア関連の一人当たりの平均消費ランキングトップ5は、■陽市(■はてへんに曷)、温州市、▲州市(▲は章に夂の下に貢)、保定市、阜陽市だった。

その他、今回の天猫のダブル11のヘルスケア関連の都市別一人当たり人の消費ランキングを見ると、トップ3の上海、北京、杭州に、南京、舟山、成都、広州、深センが続いた。

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