中文 | English | Français | Deutsch
 
 
ホーム 政治 経済 社会 中日交流 文化 文献 特集
ホーム >> 経済 >> 本文
  • descriptiondescription
中国で進む消費の回復 お金は何に使われる?
  ·   2020-07-30  ·  ソース:北京週報
タグ: 消費;中国経済;経済
印刷

7月25日夜、山東省青島市の即墨古城の出店で買い物をする観光客(写真=新華社提供)

2020年が半ばを過ぎ、中国で新型コロナウイルスによる肺炎がしっかりと抑制されるに従い、人々の消費意欲は再燃している。

中国人民銀行(中央銀行)がこのほど発表した「都市部預金者アンケート調査報告」によれば、今年第2四半期に「もっと消費したい」と答えた人の割合は23.4%で、第1四半期に比べて1.3ポイント増加した。また、今後3カ月で支出が増える予定の項目という問いに対し、「教育」を選んだ人は29.8%、「旅行」と「住宅購入」はいずれも19.7%、「交際・文化・娯楽」は16.7%だった。

教育支出の比率が大きい中国で活気づくオンライン市場

「子供が高校に入ってから、私たち夫婦はほぼ1日も休むことなく子供を塾まで送り迎えしています」。北京市民である孫さんの娘は今年の秋に高校3年生になる。学校の授業だけでなく、彼女は娘をたくさんの学習塾に通わせているのだ。

子供の教育費はかねてより中国の多くの家庭における消費支出の要だ。統計によれば、就学前および小中学校・高校の段階で教育費は支出全体の20.6%を占め、そのうち14.6%の家庭では教育支出の割合が50%を超える。

関連機構の調査によれば、2019年の全国の学習塾市場における収益は約4751億元で、2020年は5000億元を超えると予測されており、このような需要が1000億元規模産業の増益を生んだ。

従来からの学習塾市場の熱気が引き続き衰えないのと同時に、オンライン教育は次第に新たな流れとなっている。今年上半期、新型肺炎の影響を受けてオンライン教育の利用者は爆発的な増加を見せた。「中国インターネット発展状況統計報告」によれば、今年3月までに中国のオンライン教育の利用者は4億2300万人に達し、2018年末に比べて110.2%増となった。

「学校が休校になってから、娘は毎日自宅でオンライン授業を受けていました。学校のオンライン授業は朝8時から夕方5時までで、夕食後にも塾のオンライン授業が1~2時間ありました」と孫さんは語る。

安定した不動産市場で生活改善のために住宅購入

「この家に住んで10年以上になりますが、ここ数年はおおむね住宅価格が安定しているので、もう少し広い家に買い替えたいと思っていました」。このように話す北京市民の梁さんは、7月初めに154平方メートルの中古住宅を購入したばかりだ。

5月の北京市における中古住宅の成約数は8000戸を超え、7月上旬の成約数は4000戸に達し、しかもある週の週末だけで2000戸という記録的数字となった。

12次のページへ
シェア:
リンク  

このウェブサイトの著作権は北京週報社にあります。掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。


住所 中国北京市百万荘大街24号 北京週報日本語部 電 話 (8610) 68996230
  京ICP备08005356号 京公网安备110102005860

中国語辞書: