第11回中国中部投資貿易博覧会と第2回世界贛商大会で江西省が契約したプロジェクトは198に上り、その投資総額は1704億5000万元だ。クアルコムグローバル高級副総裁の趙斌氏は、中国の東部と西部をつなぐ中部6省は人口が密集しており市場が大きく、労働力、土地、物流コストは優位性を持ち、輸出主導型を主とすることから内需を重点とする方向へ転換するという発展の中での潜在力は大きいと語った。
中米貿易摩擦に対し、中国は開放を拡大し続けることを断固として選択
中国外商投資企業協会副会長の原高強氏は「近年、世界的に投資の勢いが弱まっており、2017~2018年はそれが特に顕著だった。国際資本移動が大幅に減少している中、中米貿易摩擦の激化は世界経済に不確実性をもたらしながらも、中国は依然として外商投資のホットスポットだ」との見解を示した。
国連の報告によると、2018年の世界の投資額は13%も減少したが、同時期における対中外商投資額は3%増加し、米国の対中投資額は65.6%増加しており、大きなプロジェクトが次々と中国で行われた。原高強氏は、これは国際資本による中国経済の先行きおよび中国の投資環境への高い評価を充分に表していると述べた。
中米貿易摩擦に対し、中国は開放拡大し続けることを断固として選んだ。今年、「促進と保護」を重点とする「外商投資法」が第13期全人代第2回会議で可決された。そして新たな「外商投資参入特別管理措置(ネガティブリスト)」と「外商投資産業指導目録」がまもなく公布され、外資参入の分野はさらに拡大し、外商の中西部での産業投資は優先的に奨励される。また新たな自由貿易試験区の始動が控えており、上海自由貿易区の新区は金融分野での新しい進展を図っている。