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中米経済貿易交渉 崩れぬ「中国のペース」
  ·   2018-06-04  ·  ソース:北京週報
タグ: 中米経済;改革開放;経済
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 中国は6月3日、中米経済貿易交渉について声明を発表し、「中米は両国がワシントンで達した共通認識の実行に関して、農業やエネルギーなど複数分野で良好な意思疎通を行い、前向きで具体的な進展があった」とした。声明は同時に、改革開放と内需拡大は中国の国家戦略であり、中国の既定のペースが変わることはないと強調した。

改革開放の深化は中国の既定の国家戦略であり、積極的な輸入拡大は中国が長期にわたって堅持してきた政策である。これは国民のますます高まる素晴らしい生活へのニーズと経済の質の高い発展に対する要求を満たすことに着眼した実務的な選択だ。中国の発展の必要性と理念から出発するのであれ、中米経済貿易関係の具体的実践から出発するのであれ、改革開放における「中国のペース」は外部の条件によって変化することはなく、また外部の干渉によって崩れることもない。

まず、改革開放の深化における「中国のペース」は、本質的に、我々が自身の発展が実際に必要とするところに合わせて行った必然的選択である。先ごろ、商務部が中国の主要消費財需給状況について行った統計調査によると、輸入商品は中国の市場供給の重要な補充となっており、中国の消費者の輸入商品に対するニーズは旺盛だ。内需が中国の経済発展の基本的原動力となった今、輸入拡大は対外貿易の均衡の取れた発展を推し進める重要措置であるだけでなく、中国の産業グレードアップと、消費者の素晴らしい生活へのニーズを満たす上での必然的要求でもある。

次に、改革開放の深化における「中国のペース」は、中国が一貫して提倡してきた「互恵的ウィンウィン」という発展理念を集中的に体現したものでもある。2017年以降、世界経済は次第に危機後の本格的調整段階に入り、経済成長率は明らかに回復した。しかし同時に、発展には包摂性が欠け、保護主義が絶えず高まり、経済グローバル化も困難に直面し、ようやく実現した世界経済の回復にとって直接的な脅威となった。客観的に言って、世界経済成長には新たなニーズの創造と新たな原動力の導入も必要だ。こうした問題は世界経済成長が直面する難点となり、悩みの種となっている。そのため、中国は輸入拡大を打ち出した。特に2017年に中国国際輸入博覧会の開催を発表したことは、国際社会の中国市場開拓のニーズに合致する一方で、中国が経済構造調整を加速する中で高まっている質が良く特色ある商品・サービスに対するニーズにも合致している。これは世界にとっても中国にとってもプラスとなるウィンウィンの提案であり、中国政府が能動的に世界に向けて中国市場を開放するという誠意ある意志をはっきりと示し、経済グローバル化を積極的に進めるという中国の大国としての責任感を体現している。

このほか、改革開放の深化における「中国のペース」を現在の中米経済貿易交渉を背景にして考えてみると、新たなハイレベルの対外開放を進めるという中国の決意と自信がさらにはっきりと見えてくる。客観的に見て、外部は中国が中米経済貿易交渉で輸入拡大の政策を取るとした決定に疑問を持っており、「米国の圧力下で行った決定だ」と見ている。こうした見方は、明らかに中国が経済発展を遂げる上で客観的に輸入拡大を必要としていることを無視しており、中国が中米経済貿易摩擦の前から輸入拡大を発表し、手配を行っていたことも無視している。本質的に言って、中国の改革開放拡大措置は既定戦略であり、外部条件の変化によって変わることはなく、いかなる外部圧力の干渉も受けはしない。

中米間の交渉結果がはっきりと示しているように、中国と米国は小異を残して大同につき、責任感ある態度で互いの最大の共通認識を追求して初めて、本当の意味で中米両国国民の幸福に対して責任を持ち、多国間貿易体制と世界の自由貿易に対して責任を持ち、世界経済の安定的成長に対して責任を持つことができる。健全で安定した中米経済貿易関係の発展は両国にとって非常に重要である。中米双方が今後経済貿易関連問題を解決する方法は対話と交渉しかない。貿易戦争に活路はないのである。

「北京週報日本語版」2018年6月4日

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