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イギリス「ユーロ離脱」の中国への影響
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· 2016-06-27 |
タグ: イギリス;ユーロ離脱;経済 | ![]() 印刷 |
6月24日、イギリスのEU離脱の是非を問う国民投票の結果が明らかになった。投票者の過半数が「ユーロ離脱」を支持し、イギリスは最終的にEUからの離脱を選択した。
ウォッチャーの考えでは、EU離脱後、イギリスの国際的地位や対外政策などは大きく変化すると見られる。こうした変化は中国を含む多くの国々に影響を与える。中国・欧州関係、中英関係にも異なる程度の調整が生じ、中国と欧州、中国とイギリスの付き合いにおいてチャンスと課題が同時に増えるだろう。
中国・欧州関係への影響
EU内部の重要勢力であるイギリスは、中国・欧州関係の発展過程で重要な役割を果たしている。「ユーロ離脱」後にイギリスの対中態度が大きく転換することはないと思われるが、イギリスとEUが袂を分かった後は、EUとイギリスがそれぞれ中国と付き合う局面が見られるようになるだろう。
中国現代国際関係研究院副院長の馮仲平氏は新華社記者の取材を受けた際、次のような見方を示した。「イギリスはもともとEUの大国であり、対中態度も肯定的で、イギリスの対中政策はEUに対して少なからず影響を与えてきた。例えば、EUに対し中国に市場経済地位を与えるよう呼びかけたり、貿易保護主義反対を提唱したりといった面で、イギリスは中国に対して肯定的な立場を取ってきた」。
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