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人口高齢化がもたらす日本の深刻な地方凋落現象
  ·   2016-05-27
タグ: 人口;高齢化;経済
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 愛媛県佐田岬半島は長さ40キロメートルで、日本で最も細長い半島だ。人口は減少を続け、05年には伊方町、瀬戸町、三崎町が合併して新伊方町になり、一時1万2千人に増えたが、昨年は再び1万人前後に減った。

伊方原子力発電所がある佐田岬半島の付け根から先端まで、沿道には住む人のいなくなった家屋が点在する。人口が少ないので、ここには商店もスーパーもなく、高齢者は移動販売車を頼りにしてなんとかしのいでいる。人口がさらに減少すれば、移動販売車さえ来なくなるのではと心配する人もいる。

子どもの数は年々減少し、伊方町の多くの学校が廃校になった。佐田岬小学校の前を通ると、校庭には滑り台やブランコ、サッカーのゴールやバスケットゴールなどがあり、片隅にはサッカーボールが転がっていた。だが教室の黒板には生徒達が作った紙の花が飾られ、花の中に張り出された紙には、「佐田岬小学校 廃校カウントダウン」などと書かれており、すでに廃校になった後だった。グラウンドには黒い記念碑が2つ聳え立ち、2つの小学校の廃校の歴史を伝えていた。

小学校の近くで一人暮らしをする80歳の岡崎告夫さんは、「以前はこの地域に9つの小学校があったが、今は1つしか残っていない。今の時代、しょうがないね」と嘆く。(編集KS)

「人民網日本語版」2016年5月27日

 
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