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澳門に「復帰」した中国伝統文化の囲碁
本誌記者・梁宵  ·   2019-12-17  ·  ソース:北京週報
タグ: 澳門;囲碁;文化
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2015年11月、澳門(マカオ)市大学の一年生である張熙源は澳門囲碁会を訪れ、澳門で最も実力のある地元の棋士・彦亨と対局し、2人はまったく互角の戦いを見せた。当時澳門囲碁会会長だった張慶章は観戦しながら無上の喜びを感じていた。彼の目の前にいるこの18歳の女学生こそ、澳門で最強の女流棋士であると認めたからだ! 

張慶章の積極的な努力のもと、張熙源は澳門囲碁チーム代表として試合に参加すると同時に、澳門囲碁会のために教育と対外連絡の仕事にも従事し始めた。張慶章の定年退職前に、張熙源は正式に澳門囲碁会秘書長に就き、澳門囲碁会の実質的責任者となった。


2019年8月23日、中国囲碁大会に出席する澳門囲碁会秘書長の張熙源(写真=澳門囲碁会提供) 

前任者のバトンを受け継ぎ、張熙源はプレッシャーを感じていたが、自分は幸運に恵まれているとも考えていた。なぜなら、澳門の囲碁にとって最もよい時代に自分はいるからだ。20年余りの発展を経て、澳門の囲碁は無から有へと至り、おおむね形が出来上がり、勢いよく伸びていく態勢を表している。

無から有へ、伝統文化教育の復帰

囲碁は中国人の知恵の結晶であり、中国伝統文化の優れた代表的なものでもある。しかし、1553年からポルトガルに侵略・占領され続けてきた澳門は、1980年代まで囲碁の発展においてまったくの空白地帯だった。

1990年、張慶章の主導によって澳門囲碁会が創立した。1999年12月20日、澳門が祖国に復帰し、囲碁教育も発展を迎えた。澳門特別行政区政府の強力な支持のもと、囲碁や書道、珠算などの中国伝統文化がまとめて義務教育における「特色課」に加えられた。説明によれば、現在澳門囲碁会は澳門の30余りの小・中学校で囲碁の授業を開いている。2018年、総人口が70万人に満たない澳門で、1万人を超える青少年が囲碁と関係するカリキュラムに参加した。「多くの子供はとても囲碁が大好きで、毎日囲碁の授業を受けられたらいいのにと望んでいます」と張熙源は語った。囲碁は教育の現場へ入り、澳門の青少年の課外生活を豊かにし、中国伝統文化を彼らの心にしっかりと根付かせてもいる。


澳門の学校で小学生に囲碁を教える張熙源(写真=澳門囲碁会提供)

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