王光亜国連大使は1日、陳水扁氏が「国連加盟」に関する書簡を再び送ったことに関して記者団の質問に答え、前日に安保理の議長として返却したことを明らかにした。
この中で王大使は「十数日前、潘基文事務総長は台湾当局の指導者が送った書簡の受け取りを拒絶し、返却した。陳水扁氏が再び書簡を送った裏にあるトリックは、極めて重大な『台湾独立』という分裂行為であり、国際的な徹底したトラブルメーカーであることが再び暴露された。中国政府はこれに断固反対する」と強調した。
その上で王大使は「周知のように、世界に中国は1つしかなく、台湾は中国領土の不可分の一部であり、中華人民共和国が中国全土を代表する唯一の合法政府だ。国連総会の第2758号決議で、中華人民共和国政府が中国の国連における唯一の合法的代表であることが確認された。中国の代表権はもちろん台湾も含んでいる」と指摘。
また王大使は「『国連憲章』に基づけば、主権国のみが申請して加盟国になれる。台湾は中国の一部として、いかなる名義であれ、いかなる方式であれ、主権国で構成される国連に加盟する資格はない。これは国際社会が広く堅持している立場であり、『国連憲章』の原則に完全に合致する。陳水扁氏が個人の私利から、『国連憲章』と第2758号決議、1つの中国の原則に公然と挑戦したことは、極めて人心を得られるものではなく、必ず失敗に帰するだろう」と強く批判した。
さらに王大使は「中国側は、国連が1つの中国の立場を堅持し、第2758号決議を擁護していることを称賛する。われわれは、国家主権と領土保全を擁護する正義の事業において、中国政府と中国人民は今後も引き続き、国連と幅広い加盟国の理解と支持を得られるものと確信している」と強調した。
写真 1日、国連本部で記者団の質問に答える王光亜大使
「北京週報日本語版」2007年8月2日 |