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良い本をもっと翻訳し、双方で出版すれば国民相互理解につながる

中国と日本の出版界における交流を促進する第4回「日中出版界友好交流会」が、東京・千代田区の衆議院議員会館会議室で「日中出版界の交流と両国関係改善への役割」をテーマに開催された。交流会には中国側から中国国家新聞出版広電総局の李潞局長を団長とする中国出版界訪日代表団や日本の出版社代表、専門家ら約140人が出席した。中国環球新聞出版発展有限公司、日本僑報出版社が主催し、日本書籍協会、日中文化交流協会、日中協会などが後援した。

李団長は、「中国は印刷術の世界発祥の国。新聞社数、新聞発行部数、出版社数、雑誌発行部数、書籍刊行点数のいずれも世界一で、最大の新聞、雑誌、書籍メディアマーケットが存在する」と紹介した上で、「このような積極的な交流は日中友好に向けた力強いステップとなる」と強調した。

在日中国大使館の何振良・公使は「本は個々人の価値観の醸成や社会世論の形成にかけがえのないものであり、日本の良い本をもっと中国語に翻訳し中国の人たちが読めば、相互理解が進み、中日友好はさらに促進される」と呼びかけた。

日本の出版界を代表して、上瀧博正・全国出版協会理事長(元トーハン会長)は「日中友好親善に向けて熱い思いを寄せた関係者の努力に敬意を示したい。今後も交流会を通じて日中友好が一層促進するよう支援をお願いたい」と訴えた。

この後、宮本雄二・元駐中国大使(日中関係学会会長)が「当面の日中情勢と出版界の役割」と題して基調講演、続いて「日中の信頼関係増進における出版界の課題」と題するパネル討論会が行われた。(提供/レコードチャイナ・編集/SC)

「人民網日本語版」2015年7月2日

 

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