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外交部、99カ国とビザ相互免除協定締結

 

中国外交部(外務省)の陸慷報道官は24日、「中国のパスポートが持つ価値は、飛躍的に高まりつつある。政府は今後も、関係国と協議を重ね、ビザ要件の簡素化措置をいっそう推し進めていく。また、海外に滞在する中国国民に対しても、迅速的・有効的・質の高い国民保護・領事サービスを展開する」と述べた。

英国とベルギーはこのほど、中国国民向けビザ要件の緩和措置を発表、中国国民は、一度の申請で、EUシェンゲンビザと英国入国ビザを同時に取得できるようになった。新しいビザ政策は、7月1日より実施され、中国国民は、北京・広州・上海にある英国ビザセンターで、同一書類で英国入国ビザとベルギー入国ビザの発給を申請できるようになり、従来のように、両方のビザ申請センターに赴いて申請する必要はなくなった。

陸報道官は、次の通りコメントした。

「中国は、英国とベルギーの今回の措置を重視しており、中国国民が両国の入国ビザを申請する上で、大いに便利になったと確信している。また、今回の措置により、中国と両国の国民の相互往来が促進され、国民間の相互理解がいっそう進むであろう」

「海外に渡航する中国国民の数は、ここ数年大幅に増加している。昨年の出国者数は延べ1億人を上回った。『国民のための執政』という中央政府の方針のもと、外交部のたゆまぬ努力が功を奏し、ビザ要件緩和の面で、大きな進展が得られ、一般大衆は多大な恩恵を得ることができた。中国と米国は昨年、商務・観光・留学に関するビザの相互便宜について合意した。今年1月か5月、米国を訪れた中国国民の数は、前年同期比31%増加した。現時点で、中国は99カ国と各種ビザの相互免除協定を、37カ国と59項目のビザ発給簡素化協定を、36カ国・地域と中国国民向けトランジットビザ免除協定を、11か国・地域と中国国民向け入国ビザ免除協定を、それぞれ締結している」

「中国政府は、今後も引き続き、関係国とビザ関連協定を急ぎ、さらなるビザ要件緩和措置を推し進めていく。また、海外に滞在する中国国民に対しても、迅速的・有効的・質の高い国民保護・領事サービスを展開し、彼らに渡航のための「急行車線」を提供するたけではなく、より安心かつ快適な支援策を提供していく方針だ」。(編集KM)

「人民網日本語版」2015年6月25日

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