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北京 夏の主要汚染物はオゾン、PM2.5と同程度の危害

▽強い太陽光と高温によりオゾン濃度が上昇

オゾン汚染は気づきにくいものだが、具体的にどのような状況なのだろうか?環境保護部(省)がこのほど発表した大気質に関する報告によると、北京・天津・河北地域の6~8月の汚染日の約半数では、オゾンがPM2.5を上回り、主要汚染物となっている。北京市環境保護モニタリングセンターによると、5~9月の高気温の日には、オゾン濃度が基準を超過し易いという。

オゾンとは一体何か?環境保護の専門家によると、オゾンは通常、地上から30キロメートル前後離れた高層の大気中に存在し、紫外線を遮り、人類の健康を守っている。ただし、地上に近づくと、オゾンは光化学スモッグの主要成分となり、一転して汚染物質に変わってしまう。自動車の排気ガスなどに含まれる窒素酸化物が、日光に含まれる紫外線により光化学反応を起こして変質すると、オゾンが発生する。このため、太陽の光が強烈で、気温が高まる夏にはオゾンの値が基準を超過し易い。

同センターは、27日もオゾンが主要汚染物となり、大気質は中度汚染、汚染は28日まで続き、29日には大気汚染指数が2級(良)に回復すると予測している。(編集SN)

「人民網日本語版」2015年5月27日

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