10日より、実名制の列車切符を紛失した場合でも、再発行・払い戻しを申請できるようになった。実名制の列車切符を紛失した場合、乗客は関連証明書により当該切符を再購入して乗車し、目的駅到着後24時間以内に関連証明書を提示すれば、再購入した分の切符の払い戻しができる。再発行には2元(約26円)の手数料がかかる。同措置により、実名制の列車切符を紛失した場合の再発行・払い戻しが可能となるが、当該切符を再購入しさらに払い戻しを行うという複雑な手続きに対して、不満の声が寄せられている。ある乗客は、「再発行・払い戻しの手続きを簡略化し、乗客の利便性を高めるべきだ」と述べた。中国新聞網が伝えた。
中国鉄道部の公式サイトはこれまで、「5月10日より、乗客は実名制の列車切符を購入後に紛失した場合、当該切符の出発駅検札停止時間の20分前までならば、チケット窓口で再発行・払い戻しの手続きを行えるようになる」と通知を出していた。乗客の身分・切符等の情報に誤りが無ければ、乗客は元の便、座席、価格に基づき当該切符を再購入できる。再発行後、元の切符は効力を失う。
乗客は再発行の切符を使用し乗車する場合、列車の従業員に説明しなければならない。目的駅到着前、車掌は当該座席が正常に使用されていることを確認できた場合、到着駅での払い戻しの証憑として、乗客に対して「客運記録」を発行する。乗客は目的駅到着後24時間以内に、客運記録、再発行した切符、再発行の際に使用した有効な身分証原本を提示すれば、払い戻し窓口で払い戻し手続きを行える。
中国鉄道部はまた、下記のいずれかの状況に当てはまる場合、切符の再発行・払い戻しの対象外となると注意を促した。
1.規定の時間を超過した場合。
2.元の切符がすでに払い戻しを行なっていた場合。
3.すでに再発行されており、申請が重複した場合。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年5月11日
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