9月16日から22日まで、中国全土108都市で初の「公交週」(公共交通機関利用週間)と「無車日」(ノーカーデー)活動が行われている。北京、上海、重慶、長春など主要都市が軒並み今回の活動に加わり、正式に「ノーカーデー」の誓約書に署名する予定。

活動期間中、市の政府幹部らは先頭に立って参加しなければならず、徒歩、公共交通機関、自転車で通勤する。また、各都市は実際の効果に着目した環境保護目的の交通施策を少なくとも1項目実施し、公共交通の状況改善に努めることになっている。
建設部の仇保興副部長は、ノーカーデーを実施すると1日で燃料を3300万リットル節約でき、有害気体の排出量を3000トン削減できるほか、数百人が交通事故での負傷を免れるとの試算を明らかにした。その上で、公共交通機関を使って外出する市民の割合を現在の20%から50%に高めることを目標に掲げた。「世界ノーカーデー」(9月22日)は1998年にフランスで取り組みが始まり、世界で1000都市以上が実施している。(編集XX)
写真(1):鄭州市民が長さ25メートルの大型公共バスを見学
写真(2):合肥市でボランティアが自転車に乗って環境にやさしい交通を呼び掛け
「人民網日本語版」2007年9月17日 |