中国棋院の初代院長の陳祖徳さんが1日、北京で死去した。享年68歳。陳さんは中国のプロ棋士制度の第一号で、初めて日本のプロ棋士9段を破った中国棋士。元中国棋院院長、前中国囲碁協会主席。「南方日報」が伝えた。
上海生まれ。1962、1964、1974年に全国囲棋個人線で3度優勝。1963年9月27日に中日囲碁交流試合の杉内雅男9段との対戦で、中国棋士として初めて日本の9段を破った。また、1965年10月25日、岩田達明九段を破り、中国棋士として初めて日本の九段に互先で勝利する。日本囲碁に対抗するため中国古来の布石を研究・実践し、攻め手を得意とした独特な棋風「中国流」を創設した。その後50年間、「中国流」の布石は幅広く使用され、プロ囲碁界で流行した。(編集MZ)
「人民網日本語版」2012年11月2日 |