記者:被災地を見てどう感じたか。
藤谷氏: とても心を揺さぶられ、想像を超えていた。被災の範囲は広く、多くの建物が倒壊し、ひどい山崩れで、死者も増え続けていた。青川県東河口の山崩れで押しつぶされた村落で捜索救援活動を行った時には、本当に自分たちの能力の足りなさを思い知った。青川や北川のがれきの中の捜索では、生存者を一人も捜しだすことができず、全力を尽くしたがとても残念だ。
記者:海外の救援隊として、今回の中国の震災後の救援をどうみているか。
藤谷氏:今回の地震は被災地が広く、救援がとりわけ難しかった。中国政府と軍隊の反応と救援は迅速で効果的で、救援では、私たちと中国側の救援隊員との協力はスムースだった。
記者:被災者は救援隊に対してどうだったか。
藤谷氏:中国政府と被災者は私たちを大いに後押ししてくれた。青川県に到着したとき私たちは乾パンしか持ってこなかったが、被災者たちはカップラーメンを持ってきてくれ、救援中は、周りの被災者たちが「がんばれ」と声をかけてくれた。
記者:日本の国民は救援隊の活動をどう見ているか。
藤谷氏:大いに支持し、特に被災地をとても気にかけている在日の華僑からは、がんばってほしいと言わた。
記者:皆さんが犠牲者に黙祷する写真は、多くの人を感動させた。
藤谷氏:私たちは国内でも同じように、全ての収容した犠牲者に黙祷している。
記者:中国は19日から21日までの3日間を全国哀悼の日にしたが、これについてどう考えているか。
藤谷氏:これは中国国民の感情を表しており、私が知っている限り日本ではそのようなことはなく、私個人としては支持している。
「チャイナネット」2008年5月21日
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