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「東方紅」から「北斗」まで  
’96中国航空ショー

 

宇宙航空工業

宇宙航空工業展示ホールには中国宇宙航空工業総公司の開発、製造した一群の人工衛星、防御ミサイル•シリーズ製品、ロケット•シリーズなどがズラリと姿を現していた。長征2号クラスター式ロケットの設計に当たった王徳臣氏は、この展示は中国の宇宙航空技術の最も全面的な商業的展示であると語った。

四十年にわたる発展過程を経て中国の宇宙航空科学技術工業はかなりの規模と水準に達し、大陸間弾道ミサイル、衛星回収、複数衛星打ち上げロケット、静止衛星の打ち上げと軌道投入、高エネルギー低温燃料ロケットなど中宇宙航空技術の重要分野ですでに世界の先進グループの中にその身を置いている。現在中国は液体および固体燃料戦略ミサイルを保有し、各種戦術ミサイルも完全配備され、低空、超低空、中高空シリーズの地対空ミサイルや携帯式シリーズの地対空ミサイルなどの研究開発に成功している。また同じく研究開発に成功したところの巡航式ミサイルは、地対艦、空対艦、艦対艦から超音速対艦に至るまでの四シリーズ二十種余りの形式番号を有している。

中国製衛星とロケット•シリーズの模型 カメラ•韓宝成

 

中国宇宙航空工業総公司の劉紀源社長は、次のように語る―中国の運搬ロケットの技術は日増しに向上し、すでにシリーズ化が基本的に実現されている。現在中国には八種の形式番号の長征シリーズ運搬ロケットがあり、地球低軌道や太陽同期軌道および地球同期軌道の軌道範囲をカバーし、九トンの衛星を地球低軌道に、五トンの衛星を三万六千キロ上空の静止軌道に乗せられる打ち上げ能力を持っている。長征ロケットは国内の各種実用衛星打ち上げの需要を満たしているばかりでなく、国際的な場における衛星打ち上げにも乗り出している。現在までに長征ロケットは四十三回打ち上げられ、四十八個の人工衛星を打ち上げてきた。その中で中国が独自に開発した衛星は三十八個で、国際ユーザーの商業衛星は十個であり、成功率は八七%に達している。

劉社長はさらに、中国の宇宙航空技術がすでに国民経済の各分野で広く活用されるようになっており、また国際協力や交流も積極的に展開されていると語る。現在中国宇宙航空工業総公司は世界の七十以上の国•地域の企業および研究機関と技術や経済協力ならびに貿易取り引き関係を維持しており、多くの宇宙開発国と広い範囲にわたっての宇宙技術プロジェクトの協力を進めている。また実用衛星の共同研究などのプロジェクトでも、実質的な進展が見られた。中国はすでに米、カナダ、独、伊、仏、英、ロ、パキスタン、インド、ブラジルなどの国と、宇宙航空分野での政府間協力の取り決めと覚書に調印している。

ずらりと並んだ防御用ミサイル カメラ•韓宝成

 

さらに劉氏は言う―中国の宇宙航空科学技術工業は国全体の発展戦略に合わせて未来の発展目標を制定し、今世紀中に先進的なミサイル•シリーズを開発し、質もよく寿命の長い実用衛星を打ち上げ、多くの用途の衛星地上応用システムをつくる方針である。また製品の信頼性と質を絶えず向上させるとともに、運搬ロケット製造を一定の量産規模までもっていき、比較的強い国際競争力を形成することも目標の中に含まれている。

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