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温家宝総理へのNHKの単独インタビュー  
温家宝総理へのNHKの単独インタビュー (5)

 

■中日双方が平和発展路線を歩まねばならない

----日中の政府間の関係は大幅に改善されましたが、両国民間、特に若者の間の親近感は以前に及ばず、改善が待たれるようです。どうしてこのような溝ができてしまったのでしょう?どうすれば改善できるのでしょうか?最大の問題と課題は何だと思われますか?

中日両国民間の溝は、結局は歴史や現実をどう認識するかという問題に行き着きます。私たちが「歴史を鑑にして未来に向かう」を強調しているのは、決して憎しみを継続するためではなく、両国民の感情と友情を深め、歴史の悲劇を繰り返させないためです。現実について言うなら、第2次大戦後、日本国憲法によって日本は平和発展路線を歩むことになりました。これは日本に確かな利益をもたらしました。日本経済は急速に成長し、人々の生活水準は大幅に向上しました。新中国成立後の60年間、特に改革開放後の30年間で、中国の経済や社会にも大きな変化が生じました。私たちは平和発展、調和ある発展の堅持を打ち出しています。

つまり中日は共に平和発展路線を歩み、両国民は理解し合い、信頼し合い、協力し合うべきなのです。私は両国民間の相互理解の強化を重視しています。両国民間の友好に対して悲観的になったことはありません。私自身の経験から言いますと、3年前の訪日で国会で演説した際、私は11回の拍手を受けました。議場から退場し、離れた場所まで行ってもなお、鳴りやまぬ拍手が聞こえました。東京から京都へ移動した際は、日本国民が自発的に道の両側に立ち、手を振って歓迎している姿を目にしました。私は日本の農民と友人になり、日本の青少年と交流し、彼らと共に野球をし、文通しました。私は人と人との間で思想、感情、良心を通い合わせることができることを知っています。年配者はそうですし、若者もそうです。若者に対しては、教育と誘導が必要です。両国の指導者、報道メディア、教育界は、両国民の感情を通い合わせる取り組みを行い、相互理解を促進しなければなりません。

私から参考までに提案があります。メディアが今後は両国民、特に青年間の相互不信を示すいわゆる世論調査の数字はもう公表せず、両国民間の感情を通い合わせる確かな取り組みに力を注ぐことを望みます。

----非常によい御提案です。私たちは今後、さらに相互信頼を深めるべきです。

「人民網日本語版」2010年6月2日

 

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