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2010低炭素生活進行中  
編集者の言葉

 

低炭素な365

黄衛

CO2排出主体:曾文卉北京週報ネット版記者

出発地:北京西城区百万荘路24

目的地:北京大興亦荘経済技術開発区永昌南路6

道路距離:36キロメートル

カーボン・フットプリント計算書:

A.    低燃費の小型乗用車(燃費8L/100Km以下のエコノミー乗用車)で移動した場合、CO2排出量は5.62Kg(道路渋滞による余分な排出を除く)、所要時間1時間(あまり渋滞していない場合)

B.    路線バスで移動した場合、CO2排出量は1.3Kg、所要時間は2時間半

結論:同記者はB案を採用。北京市林業CO2吸収活動弁公室が監修・制作したパーソナル・カーボン・フットプリント計算器を用い、今回の取材活動のCO2排出量をおおまかに計算したところ、得られた結論は単純なものであった。「CO2は減ったが、時間はかかった」。

2009年末、コペンハーゲン気候変動会議というビッグイベントの幕が下りてから間もなく、北京週報ネット版の編集者たちは意気込みにあふれて「2010 低炭素生活進行中」特集を企画した。私たちは全てのネット版の記者全員を動員して、ある人物、ある家庭、あるコミュニティ、ある会社、またはその他を対象に一年間の追跡報道を行い、そのCO2削減計画から始まって、カーボン・フットプリントの削減を事実通り記録し、一年経った後にその排出削減量もしくはどんな排出削減に進展と効果があったかを計算することを計画した。

「私たちの誌面を使って、気候温暖化を抑制し地球を救う行動に参加しよう!」私たちは手を叩きあって意志を明らかにし、中には「全ての取材を低炭素でやろう!」という動議まで提起した人もいた。

曾文卉記者は最初に取材計画を実施した記者である。低炭素という情熱に突き動かされて、曾記者はリュックサックを背負い、地下鉄と路線バスを何度も乗り換えて往復約五時間かけて取材を行い、自分のCO2削減の理想を実践した。時間的コストをまったく考慮しなければの話だが。

その後さまざまな現実に遭遇するうちに、私たちの取材計画は少し幼稚だったように思えてきた。ある「80後」(1980年代生まれ)世代は取材を受けた際、低炭素の呼びかけには諸手を挙げて賛成するが、買ったばかりの新車はどうしても手放せないと言った。ある取材対象は自分には特に低炭素計画はないと言い、「こまめに電気を消すとか、そういったことで出来るだけ低炭素を心がける」と、淡々とした態度だった。また、BMW車を所有しながら運転はしない「金持ち」と、大雑院(長屋式の集合住宅)に住んでいるためエアコンがなく低炭素生活を送らざるを得ない「貧乏人」という二つの取材計画は、さまざまな理由で実現していない。今思い返してみると、こうした企画にはなんとも顔が赤らんでしまう……

2009年以降、「低炭素」という話題は世界的にヒートアップし続け、世界温暖化の程度にいささかも劣らないほど過熱している。政治家、科学者、媒体は派手にやりあい、さまざまな国、国際機関、各大企業財団のパワーゲームと抑制均衡は華やかではあるけれど虚栄に満ちた「ヴァニティ・フェア」へと変貌していった。それと同時に、一連の民意調査によれば、ほとんどすべての国で気候変動やそれに関連する政治、経済利益集団に対する国民の信頼度が下がっているという。

 

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