▽開設と取引開始を別々に
注目に値するのは、ベンチャー・ボードは今日開設したが、最初に上場予定の28社の取引はまだ始まっていないことだ。開設と取引を別の日に設定したことに対し、取引を開始しないのにオープニングセレモニーを行う意味がどこにあるんだという疑問の声があがっている。
これに対し、開設は市場がすでに取引条件を整えたことを意味し、取引開始が市場における正式な取引といえるとメディアは説明する。
ベンチャー・ボードの開設後、深セン証券取引所は最初の28社に対する上場審議を行い、承認を経て10月26日に上場告知書に掲載される。30日に取引開始セレモニーが行われ、最初の会社がベンチャー・ボードに一気に上場する。「開設日」と「取引開始日」を分け、別々にセレモニーを行うのは、2004年に中小企業ボードを設立した際の「先に開設、後に取引」というやり方が参考になっている。
証券監督管理委員会の担当者によると、新たな証券法に基づき、重要な制度の手配にはすべて証券監督管理委員会の審査と承認が必要で、今回も証券監督管理委員会は法律法規の手順に従って履行している。開設の審査手順は証券監督管理委員会、取引開始の手配は取引所によって決められた。(編集KA)
「人民網日本語版」2009年10月23日 |