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本誌報道  
銀川市の「小さな巨人」・LGマザック社

 

トップは中国人、社員教育に力

現在、技術、管理、財務などに6人の日本人が常駐しているほかは、総経理も含めてすべて中国人スタッフにより運営されている。

社員は地元および近隣省の、休暇に帰郷できる圏内を中心に、高等専門学校の卒業生を新規採用しているという。その初任給は平均2000元。大卒者も含めて毎年約30名を4ヶ月間、日本での研修に送り出している。現地の給与水準から言えば高給だ。「この会社は、給料はいいが、厳しい」と受け止められる環境づくりに腐心している、と松宮氏は言う。遅刻やボルトの締め忘れなどの品質管理面での軽率な行為には罰金を科しているという。その一方で、新入社員でも一目でわかるようなマニュアルづくりにも力を入れている。「工場はショー・ルーム」をモットーとしているという松宮氏の言葉通り、工場参観の際にはこちらの姿を認めた全ての従業員が軽く会釈してくれる。また、床には塵(ちり)1つ落ちておらず、仕事を終えたセクションでの機材などは整然と直線をなして置かれ、気持ちのよいすっきりした工場となっている。

同工場は自動生産ラインが稼動しており、このことも従業員数を少なく抑えることができる大きな要因となっている。姚益主任はここを「中国初のサイバー工場です」と胸を張る。その言葉を裏付けるかのように、同工場設立後には江沢民前国家主席を始め、呉邦国全人代常務委員会委員長、賈慶林政協会議議長、呉官正中央政治局常務委員、呉儀前副首相らが工場視察に訪れており、工場を入って右手の壁にはその視察の際の写真がずらりと掲げられている。

同社の“売り”は、この自動生産ラインと北京、上海など全国14カ所に張りめぐらされた24時間体制のアフターサービス網だ。

資材の所要量と時期、在庫量などを系統的に算定するMRPソフトを内蔵した立体倉庫で自動管理。これでユーザーへの納期や部品のメンテナンスなどを管理している

一元化され整然とした組立ラインにも清潔感が

 

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