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本誌報道  
帰国した日本国際緊急援助隊、英雄の礼遇

 

 
5月19日、北川県での捜索途中、汶川大地震の死亡者に黙祷を捧げる日本緊急援助隊の隊員たち
 

日本国際緊急援助隊の約60人の隊員が、中国四川の地震被災地での援助活動を終え、21日に成田空港に帰国した。隊員たちは被災地の情景を「これまで見たことのない最も悲惨な情景だった」と形容し、生存者を見つけられなかったことに対し、非常に残念だったと言った。

                           中国の国民に勇気を

成田空港で行われた援助隊の解団式で、団長を務めた外務省国際緊急援助室の小泉室長は「さまざまな困難にぶつかったが、みなさんはチームワークの精神で克服した上、中国の国民に勇気を持っていった」と話した。

隊員たちはそれぞれの所属する省・庁本部に戻り、帰国報告や記者会見を行った。阪神大地震時に被災地の援助活動に参加した名古屋市消防局の間瀬錦司さん(47歳)は「中国で発生した地震は阪神地震の規模だった」と言った。間瀬さんこそ、青川県でビルの瓦礫(がれき)の下に埋まった、赤ちゃんをしっかり抱いた母親の遺体体を見つけた隊員だ。「現場は非常に悲惨だった」と涙をたたえて述べた。

                 「われわれは最大限の努力を尽くした」

海上保安庁の大河内克己さん(42歳)は「北川県の中学生たちは地震発生の際、机の前に座って授業を受けていた最中だったのだろう。彼らは授業中のままの姿で犠牲となった。救助当時は心を集中させて捜索していたので、そのことを考える余裕がなかった。だが、今になって振り返ると、子供たちは本当にかわいそうで、言葉で言い表すことができない」と声を詰まらせながら言った。

                「子供たちは水をわれわれに送ってくれた」

千葉県市川消防局の高橋昌樹さん(35歳)は、中国人が援助隊に心からの歓迎を表したことを振り返った。「援助物資をもらった被災地では、子供たちはわれわれに水とお菓子を贈ってくれた。互いに言葉は通じなかったが、非常に嬉しかった」と話した。

             在日中国人が空港で援助隊の帰国を歓迎

日本のメディアの報道によると、約30人の在日中国人が21日、成田空港に集まって、日本国際緊急援助隊の帰国を歓迎した。チャーター機に乗って帰国した援助隊は同僚や中国人の暖かい歓迎を受けた。一部の中国人は、「非常感謝你們,日本救援隊!(日本の援助隊に非常に感謝します)と書いたプラカードを高く掲げて、援助隊に敬意を表した。

千葉大学大学院生の中国人女性(24歳)は、自分の前を通ったすべての隊員にお辞儀をした。「私はわれわれの国が困難な時期に援助の手を差し伸べてくれた日本国に感謝し、こらえきれずにこの感銘を表わしたいので来た」と表明した。

東京消防庁の田中さんは、「中国の被災地の人々はわれわれの援助に非常に感謝していた。ある高校生はチョコレートを一つくれた。それは忘れられない瞬間だった」と言った。また、「日本でもこれほど暖かい歓迎を受けて、非常に感動している」とも語った。

「北京週報日本語版」2008年5月23日

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