(6)世界大会の優勝者
新委員にスポーツ界の著名人が数多く選ばれたことも注目を集めている。鄧亜萍(卓球)、葉喬波(スピードスケート)、周継紅(飛び込み)、劉翔(ハードル)、晏紫(テニス)、謝軍(チェス)など世界大会の優勝者も少なくない。そのほかオリンピック組織委員会の蒋効愚氏、劉敬民氏らも委員に選出された。
(7)エンターテインメントやテレビ番組の有名人
エンターテインメントやテレビ番組で人気の有名人は前回と同様、委員リストに名を連ねた。映画監督の馮小剛、チベット族の歌手・韓紅、中央テレビのニュース番組「新聞聯播」のキャスター海霞、有名なテレビ司会者の崔永元や朱軍などが今回新たに委員となった。
(8)香港関連機関の高官
中央政府駐香港連絡弁公室や国務院香港・澳門(マカオ)事務弁公室、外交部駐香港特派員公署など、香港関連業務を行う中央政府の機関からも、新たな全国政協委員が選出された。連絡弁公室の周俊明・副主任や黎桂康・副主任、外交部の呂新華・駐香港特派員が新委員に選出され、国務院の香港・澳門弁公室の陳佐ジ副主任は初めて特別招聘を受けて会議に出席する。
(9)台湾問題の専門家
中国大陸部と台湾の関係は今年、大きな注目を集めている。台湾問題専門家の全国政協委員は増加し、国務院台湾事務弁公室の陳云林主任と王富卿・副主任、海峡両岸関係協会の安民・副会長ら台湾関係機関の高官のほか、著名な台湾問題専門家で中国軍事科学院メンバーの羅援・少将や福建省社会科学院台湾問題研究所の呉能遠・所長も新たに委員として選出された。
(10)同姓同名の委員
今回新たに新聞出版界所属で選出された範氷氷委員は、人気女優と同姓同名であることで注目を集めた。範委員は中国国際放送局ロシア語部の主任で、ドラマや映画で活躍する女優とは関係ない。また今期の委員の中には王剛、ケイ元敏、陳建国がそれぞれ2人ずついるという。
「人民網日本語版」2008年3月3日 |